ブログを書くことで得られるメリットは、たくさんあります。
例えば、
・不労所得が得られる。
・論理的思考が身につく。
・人との繋がりができる。
・単純に書いていて楽しい。
・集客ツールとして機能する。
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例をあげだしたらキリがありません。
僕自身でいえば、ブログを書くことで、考え方が変わり、行動が変わり、そして生き方そのものが変わってきてると感じています。
以下は、小説家・村上春樹さんの言葉です。
僕はものを考えてから書くのではなく、
いつも文章を書きながらものを考えます。ですから書き始めたときと、書き終えたときとで、考え方が変わってしまっていることもしょっちゅうあります。
僕にとって、文章というのは思考のためのツールなのです。
- 村上 春樹 -
(小説家)
ぼくが、初めてこの言葉を知ったとき、
『やっぱり、天才は違うな〜。』
と、衝撃を受けました。
でもね、よく考えてみると、これは一部の才能ある人間のみに与えられた特権ではありません。
むしろ、我ら凡人こそ書く必要があるのです。なぜなら、人は誰しも”書く”という行為抜きでは、物事を深く考えることができないから。
シンプルに、”書く=思考する”といっても良いでしょう。
脳内で、”あれこれ”と考えている段階では、論理もごちゃごちゃ、言葉もごちゃごちゃ、アイデアもごちゃごちゃ…。
散らかり放題で、混沌とした状態です。
本人からすれば、一生懸命考えているつもりでも、何も考えていないのとさほど変わりません。
だからこそ、実際に手を動かして書く必要があるのです。
何か問題に直面したら、いったんその内容について書き出してみる。そうすると、くっきりと輪郭が浮かびあがり、解決の糸口が見えてくることは多いです。
そして決して大げさではなく、あなたの思考パターンが変われば、人生はどんどん良い方向へ転がりだします。
とはいえ、「理屈はそうかもしれないけど、どうも信じられないなぁ…。」という方もいるでしょう。
そこで、今日は「ブログを書けば人生が変わる!」という根拠について、掘り下げて書いていこうと思います。
ぜひ、これからブログを始めようと考えている人は参考にしてください。
記事の目次
そもそも、文章を”書く”とは?

書くことについて
まず、なぜ多くの人が文章を書けないのかというと…、
文章を書こうとしてしまうからです。
そもそも、人間の頭は文章を書くようにはできていません。
書くという行為は、頭の中に文章があって、それをそのまま表すのとは違います。
でも、文章が苦手な人ほど、初めからしっかりとした文章を書こうとしがち…。ハナから無茶なことをやろうとするから、結果的に脳がフリーズしてしまうのです。
そうじゃなくて、書く前というのは、抽象的でぼんやりとしたイメージがあるだけ。
例えば、
「掴めそうで掴めないこと…。」
「分かりそうで分からないこと…。」
「アイデア、キーワード、ヒント…。」
あらゆるものが、”ごっちゃ混ぜ”の状態で現れます。それを一つひとつ、言葉で紡いでいくのが書くという作業です。
あなたにも、本や映画を見終わったあと、”モヤッ”とした感じが残ることってありませんか?
「これはどういう意味なんだろう。」と、分かりそうで分からない感じ…。まさに、”ラ〜ラ〜ラ〜ラララ〜言葉にできない♪”と歌う小田和正的な世界です(笑)。
その”モヤッ”とした感覚を、書き手はコトバに変換して表現しているのです。
文章を書く=アート
つまり書くってことは、”未来の先取り”なんです。
今この瞬間は分からないけど、具体的な文字として書き出すことで、少しずつ見えてくる世界があります。
この世に存在しないものを書くわけですから、それはクリエイティブな活動であり、本質的には「絵」や「音楽」を創るのと変わりません。
いわば、アートですよね。
書いているうちに、どんどん新しい発想が湧いてきて、自分には「こんな考えもあったんだ!」と気づき、最終的には全く違ったものに仕上がっている。
書き終えるまで、本人にも分かりません。
今まで考えもしなかったことが書けるようになるんだから、これって凄いことです。自分を深く掘り下げることで、”認識の向こう側にある世界”に行けるんです。
そのためにも、とにかく書くことが大事。いくら頭で考えてもダメです。必ず書いてください。
何か迷ったときは書く。悩んだときは書く。モヤモヤしたときは書く。
手段は、A4ノートでも、パソコンでも、マインドマップでも、自分のやりやすい形で構いません。とにかく言語化してみることで、それに紐付いた言葉が”連想ゲーム”みたいに出てきます。
思い浮かんだ単語、イメージをどんどん書き出しましょう。順番を考えたり、論理を気にしたりする必要はありません。
まずは、頭の中にあるものを全て吐き出すことが重要です。
そして、ある程度まとまった段階で、実際の文章に落とし込んでいけばいいのです。
ちなみに、僕の場合、この作業(=ブレインダンプ)をするだけで、通常の2〜3倍くらいのスピードで文章が書けるようになります。
ぜひ、試してみてください。
思考の限界を超える文章術

すべて書き尽くす
文章を書くことで、確実にあなたの思考パターンは変わっていきます。
つまり、”認識の向こう側”です。書くことで、今まで気付かなかった世界が見えてくるのです。
じゃあ、そのためにはどうすればいいのかというと、まずは自分が書けそうなことを”書き尽くしてみる”ことです。
「とりあえず、今書けることだけを書こう」という姿勢が大事です。
実際に、今書けることしか書けないんですから。そうやっているうちに、だんだんいろんなことが書けるようになってきます。
- 村上 春樹 -
(小説家)
今まで経験してきたこと、これから挑戦したいこと、人に伝えられそうなこと等など…。
とにかく、全部書いてみてください。
別に、自己紹介でも構いません。これまでの人生を振り返れば、ネタはいくらでも出てくるはずです。
そして今の時代、それを練習するための環境もバッチリ整っています。
ブログ、フェイスブック、ツイッター、メルマガ…。自分に合った媒体で、とりあえず書けることを書いてみる。
毎日書いて、書いてを繰り返していくと、いずれ書くネタがなくなります。
そうすると、自然と書けないことを書くしかない状況がやってくるんです…。
テーマだけ抜き出して書く
手持ちのネタが尽きたら、次は”テーマ”だけを抜き出して書いていきます。
現時点で、ぼんやりと考えていることを改めて言語化してみるんです。
自分でも分からないことについて書くわけですから、書きながら考える。書きながら調べる。書きながら勉強する。無理やりでも、書かなければいけません。
最初はハードだと思いますよ。だって、全く書けませんから…(汗)。
でもね、だんだんと書けるようになってきて、その感覚に慣れてくると、格段に物事を理解するスピードが上がります。
脳が覚醒して、書くこと自体が”快感”に変わっていくんです。
例えば、『自由とは何だろう?』といった突拍子もないことを考えてみる。
もちろん、最初は分からないですよ。
漠然としたイメージだけで、意味不明だし、考えもまとまりません…。
だけど、そういう途方もないことを言語化してみると、何となく分かってくることがあります。
これは、実際に何度も書いてみないと分からない感覚でしょう。
ごく自然と、テーマに対して意識が向かい、必要な情報は全て引き寄せられ、そして少しずつ書いてるうちに、自分なりのスタンスみたいなものが見えてきます。
自分と世界との関係性がクリアになり、物事全体を”高い視点から広く見渡す力(=俯瞰力)”が身につくんです。
さらに、書くことで頭の回転も早くなります。慣れてくると、むしろ書かないと頭が回らないくらいです…(汗)。
村上春樹さんも言うように、文章とは”思考のためのツール”なのです。
ぜひ、何かを考えるときは書くクセをつけるといいですよ。
思考が変われば人生が変わる
心が変われば、態度が変わる。
態度が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。
運命が変われば、人生が変わる。- ヒンズー教の教え -
これは、僕の大好きなコトバです。
言い換えると、人の行動はすべて心(=考え方)が支配しており、 そして当然、行動が変われば人生が変わるってこと。つまり、”人生は考え方が支配している”ともいえます。
例えば、『自由とは何だろう?』と、今まで考えたこともないようなことを書いてみる。
そうすると、自分にとって「自由とは何か?」ってことがハッキリするので、必然的に「どう生きるべきか?」ということが見えてきます。
ただ漠然と考えていたことが、書くことによって整理され、しっかりと腹落ちするんです。
当然、自分の考えに確信が持てれば、行動がパワフルになります。そして、次の思考が生まれるキッカケにもなります。
書いてるうちに、次から次へと新しい疑問が湧いてくるので、そしたらまた書いてください。
それを繰り返していると、思考の”射程距離”はどんどん伸び、より深く物事を考えるクセが身につきます。あなたの視野は広がり、想像力も豊かになっていくでしょう。
また自分の好きなこと、大事なことが明確になり、今まで以上にそれを大切にして生きていけるはずです。
確かに、最初は不安かもしれません。自分の主張や言葉っていうのは、自分の生身から出るぶん恥ずかしいし、周りから否定されるとダメージも大きいです。
でも言葉にしない限り、誰にも伝わりません。
ぜひ、勇気を出してアウトプットしてみてください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございます。