どうも、矢島ヒデです。
本日は、前回に引き続き「コミュニティビジネス」の作り方について解説していきます。
ちなみに、前編では、
・今後の業界予測
・個人メディアが生き残るための戦略
・ネットビジネスで成功するための秘訣
中編では、
・ゼロ状態から「コミュニティビジネス」を作る方法
・情報発信することのメリット
以上、コミニティビジネスの基本的な枠組みについて詳しくお伝えしました。
まだ読んでいない方は、本記事を読み進める前に以下からご覧ください。
で、前回は、何も持たざる個人ほど、
「コミュニティ型ビジネスモデルがおすすめですよ!」
というお話をしてきました。
今回はさらに一歩踏み込んで、「具体的にどうやってビジネスを作っていくのか?」という部分について書いていきます。
ぜひ、最後までじっくりと読んでみてください。
記事の目次
結局、Webメディア×コミュニティが最強説

大前提の話
今回提唱しているのは、
「Webメディア×コミュニティ」
というビジネスモデル。
大まかな流れは、以下のような感じ。
①大まかな理念、方向性を仮決めする。
②ブログやSNSで情報発信する。
③①をどんどんブラッシュアップしていく。
このビジネスの肝は、コミュニティの理念、つまり「自分が目指したい理想世界」を定めて、どんどんメディアで情報発信をしていくことです。
そして、その理念のもとに人が集まり、何かしら価値のあるものをもたらすことで、その結果として自分のところにお金が巡ってくる。
こういうビジネスを作って欲しいんですよね。
もしかすると、ここまで読んでみて、
「え、難しそう・・・。」
と思われる方もいるかもしれません。
でも大丈夫、全然そんなことないですから。
まず、手始めに『ブログ(=オウンドメディア)』を作ることからスタートしてみてください。
【オウンドメディア】
直訳すると、「自社で保有するメディア」。マーケティングの文脈では、自社で運営・情報発信をおこなうWebサイトやブログ、メールマガジンのことだと考えてもらえればOK。
ブログのメリットについては、前回も触れましたが、記事をストックできるし、集客の入り口にもなるし、自分の名刺代わりにもなる。
とにかく、色んな方向に展開していけるので、個人的には必須かなぁと思ってます。
で、それにプラスして、
・メルマガ
・Twitter
・Facebook
・YouTube
・LINE@
など、他のメディアも掛け合わせていけば、とりあえず集客に困ることはないはずです。

それでも、充分に収益化することができたし、そこにメルマガを組み合わせることで、短期間で一気に売上を伸ばすこともできました。
それこそ、ブロガーのように毎日記事を書いて、そこに広告を貼っておくだけでも稼げるっちゃ稼げるわけですが。
それだと、どんどん記事を書いていかないと売上は増えないし、いつまで経ってもGoogle依存から抜け出すことができず、結構リスクが大きいんですよ。
例えば、Googleのアップデートで検索順位が落ちたり、AdSenseのアカウントを停止されたり、稼いでいたプログラムが突然終了したり・・・。
この界隈では、月に数百万円以上稼いでいたプレイヤーが、一気に収入がなくなることも珍しくありません。
だからこそ、しっかりとコミュニティを運営して、他に依存しないビジネスモデルを作っていく必要があるのです。

それがコミュニティであり、そうすることで長期的な商売繁盛にも繋がっていくし、より多くの人にダイレクトに影響を与えることができるので、仕事にもやりがいが出てきます。
また、1人のお客さんと深いお付き合いをすることで、その人たちがどんどんお客さんを呼んでくれるような仕組みを作っていくことも可能です。
例えば、仮に300人規模の小さなコミュニティを運営していたとして、その300人の一人ひとりが誰かを感化できるような影響力を持てば、それだけでグイグイと影響の輪は広がっていくでしょう。
仮に、1人で10人を感化することができれば、その数は「300×10=3,000人」なので、かなり影響力を持ったコミュニティになります。
巷のアフィリエイターのように、Webサイトにしょーもない広告をペタペタ貼って、「チャリン!」とお金を稼ぐよりも、断然ステージの高い働き方ができると考えてます。
コミュニティの形態
ちなみに、コミュニティの形としては、以下のようなものが挙げられます。
・メルマガ
・LINE@
・オンラインサロン
・Facebookグループ
・会員制コンテンツ
別に、有料でやってもいいし、無料でやってもいいと思います。
まずは、何かしら直接お客さんと接点を持てる場所を作ること。
で、集まってきてくれた人たちと一緒に、何かしらの講座や企画を作っていき、そこにまた新しい人を呼んでくる。
こういう仕組みを展開できればいいですね。

企画のネタでいえば、
・ビジネス
・投資
・恋愛
・ナンパ
・料理
・子育て
・節約
・心理学
・哲学
・歴史
・武術
・スポーツ
・ファッション
・アウトドア
・音楽
・エンタメ
・ペット
・健康
◆
◆
◆
この辺りのいずれかで、何か1つでも得意なこと、あるいは興味があることがあれば、それだけでも充分過ぎるくらいビジネスになり得ます。
他にも、読書会を企画するでもいいし、ダイエットをみんなでやりましょうの会でもいいし、一緒に山に登りましょうでもいい。
いずれにせよ、『お金を稼ぐ=ビジネス』ではなく、
・仲間を増やす
・人に喜んでもらう
・みんなで楽しむ
まずは、この辺りにフォーカスして考えてみてください。
Webメディアの上手な活用法

①ブログ
先述した通り、コミュニティを構築するうえで、まずは『ブログ』から始めるのがおすすめです。
具体的な戦略やノウハウ、SEO的な話については、また別の機会で詳しく書いていこうと思いますが・・・。
端的に言うなら、ブログの場合は「検索キーワード」を狙い撃ちにできるので、自分が打ち出すコミニティに共感してくれそうなお客さんを、より効率的に集めてくることができるのです。
例えば、僕のブログだったら、起業だったり、コピーライティングだったり、ブログ運営だったり・・・。
それ系のキーワードでたくさん記事を書いてますが、それっていうのは『ビジネスに興味がある人』を意図的に集めようと敢えてやっています。
これが、仮に全く関係のないジャンルばかり書いていたら、そのキーワードで集まってくる属性というのは、もしかしたらビジネスに潜在的には興味があるかもしれないけど、そこまで濃いアクセスには繋がりづらいんですよね。
そういう意味もあって、ブログが最も集客に適したメディアだと思ってます。
むしろ、ブログだけで人を集めることも充分に可能ですから。
ぜひ、最初はブログを立ち上げてみて欲しいと思います。

②メルマガ
ブロガーやアフィリエイターを考えれば分かるとおり、ブログやサイトを作るだけでも充分に稼ぐことはできます。
それこそ、やり方次第では数億円規模のビジネスに成長させることも可能です。
ただし、これからコミュニティを作るにあたって、ブログ以外にも『メルマガ』を取り入れて欲しいと思ってます。
もちろん、最近流行っている『LINE@』でも構いませんし、とにかくお客さんに直接アプローチする手段を持っておくと色々と便利なんですよ。
メルマガを使う一番のメリットは、よりコアな空間でお客さんと接点が持てること。
例えるなら、居酒屋の個室みたいな空間で、相手と対話するようなイメージで、より親密なコミュニケーションを取ることができます。
この空間に、ブログやSNS経由で人を呼んできて、直接レスポンスを受けながらビジネスを作っていけば、お客さんとの信頼関係も築いていきやすいでしょう。
あとは、単純に『セールス』にも向いています。
よくメルマガは”プッシュ型のメディア”だと言われていますが、基本的にブログの場合、こちら側から積極的にアプローチすることは出来ません。
ひたすら、お客さんがやってくるのを待つしかないのです。
しかし、メルマガを使えば、
「こんな商品がありますよ!」
「今月末、◯◯企画やります!」
みたいな感じで、どんどん告知していけるので、実務的な売上も立てやすくなります。
とはいえ、別に「ガンガン売り込め!」という意味ではありませんよ(汗)。
やたらとセールスばかり仕掛けてくるメルマガも多いですが、それよりも友達に気軽にLINEを送るようなイメージで使ってみてください。
例えば、ブログ記事を更新した時にお知らせしたり、他にもステップメールの機能を使えば、順を追って情報を伝えていくことができるので、メルマガ内で講座や企画だったりを行うのにも適しています。
【ステップメール】
事前に複数のメール記事を作成しておいて、それを登録からの日数に応じて順次配信していく仕組みのこと。
さらには、一旦シナリオさえ組んでしまえば、自動で売れ続ける仕組みを構築することも可能です。
とにかく、本当に良いこと尽くしなので、ぜひマスターして欲しいなぁと思います。
また、この辺のメルマガに関する具体的な戦略やノウハウについて知りたければ、以下の記事でも詳しく解説しています。
併せてご参照ください。
→【メルマガを使って自動で売れ続ける仕組みの作り方(執筆中)】
③SNS
ツイッターやフェイスブックなどのSNSは、横の繋がりを広げていくのに適しています。
裏技でフォロワーや友達を増やしても、結果的に意味がないので、地道にアカウントを育てていくのが一番です。
で、よく「◯◯を教えてあげます!」的な、上から目線のツイートを連発している人を目にしますが、そういう使い方にはあまり向いていません。
例えば、ホリエモンやイケハヤのような影響力の強いインフルエンサーなら別ですよ。
だけど、実積や知名度がないうちから、SNS上で”教育的なツイート”をしても単純にウケないし、誰も聞いてくれないし、何よりサブいんですよね(笑)。
それよりも、人と絡んだり、情報交換したり、あるいはイベントの告知をしたり・・・。
そういう用途で使ったほうが断然効果は見込めるでしょう。
あとは、SNSとブログを上手く連動させて、そこからアクセスを呼び込んでくる。
そうすることで、ブログのアクセス数が増えるし、検索エンジンとは異なる属性の人にもアプローチできるし。
さらには、SEO的にも強くなるのでオススメです。
コミュニティを運営するうえで大切にすべきこと

「公」のことを考える
コミュニティを運営するうえでの最大のコツは、
「どんな理念のもとに人を集めるか?」
ということ。
そのためにも、自分を盛り上げるためのコミュニティではなく、「ここを目指していきましょう!」という理念を打ち立てる必要があります。
そこに、人々が共感して集まってくるのです。
当然ですが、

みたいな場所には、誰も加わりたいとは思いませんよね(汗)。
なぜなら、そこに志がないからです。
それってのは、完全に自分の都合だし、そんな自己中心的な願望を応援してくれる人って、どこにもいないと思うんですよ。
そうじゃなく、理念を考える際は、以下の3つが繋がっている世界をイメージしてみてください。
・世界(=社会、業界)の理想
・相手(=コミュニティ)の理想
・自分(=ライフスタイル)の理想
もっと日本を良くしたいとか、世界をこうしていきたい、みたいな感じで。
いずれにせよ、
「いかに全体のことを考えられるのか?」
という部分が重要になってきます。
もちろん、最初はボンヤリとしていても構いません。
まずは一旦、全てのブレーキを取っ払ったうえで、究極の理想を定義してみる。今までの常識やしがらみを全部抜きにして、一度深く考えてみて欲しいんです。
で、それを出来るだけ近しい言葉で表現する。
恐らく、愛とか平和とか自由とか、ありきたりな言葉になってしまうのは仕方がないんですけど、最初は仮決めでスタートしてもOKです。
なぜなら、
・その言葉にどんな背景があるのか?
・そこにどんなストーリーがあるのか?
ってことのほうが、ずっとずっと大事だからです。
じゃあ、その背景やストーリーをどうやって作っていくのかというと、コミュニティの活動記録として作っていけばいいんですよね。
例えば、散々考えた挙げ句、「自由な働き方を創る!」という理念を掲げたとしましょう。
この言葉自体は、世間一般でよく使われている、いわゆる手垢のついた表現なわけです。
しかし、その理念のもとに人が集まり、実際にコミュニティが動き出していけば、その言葉の意味はガラッと変わってくるのです。
それこそ、親のスネかじりまくりの大学生が、
「俺は、金の奴隷にはならない!」
って、とりあえず言っときゃいんだろう的な感じで吐く、そのセリフっていうのは明らかに薄っぺらいですよね。
それに対して、小説『海賊と呼ばれた男』のモデルにもなった出光佐三さんが言う、

という言葉は全く意味が違うじゃないですか。
本気で国のことを考えて、憂い、憤りを感じながら、何としてでも「日本を元気にしたい!」という想いありきで、吐き出されるこの言葉。
目に見える言葉は同じでも、そこに載っかる情報量というのは全然変わってくるんですよ。
で、その情報量をどうやって紡ぐかというと、コミュニティの活動によって紡いでいくってわけです。
まずは、上手に言語化できなくても構いません。
大まかな方向性としての理念を打ち立てるところから始めてみましょう。
一人目のお客さんを見つける
全くのゼロ状態からビジネスを始めるなら、まずは一人目のお客さんを見つけることが重要です。
で、その人と徹底的に関わっていく。一生涯のお付き合いをするくらいの気持ちで接してみてください。
そしたら、勝手にコンテンツは生まれてくるんですよね。
例えば、

みたいな人って結構いると思うんですけど。
でも、そんな人でも、

とか、提案できることはたくさんあるはずです。
他にも、必要な資料を作ってあげたり、講義用の音声をプレゼントしたり、あるいはYouTubeを使って動画をアップしてあげたり・・・。
相手を想って活動していけば、自然と良いコンテンツって生まれてくると思うんですよ。
例えば、僕も今1人でパソコンに向かって、黙々とブログを書いてるわけですが。
それだって、
「読んでくれる人が良くなって欲しい」
「新しい価値観を知ってもらい、この先の人生が変わりますように」
っていう想いがあるから、どんどんと書くネタが出てきます。
逆をいえば、伝える相手がいない状況のなか、自分ひとりの力で新しいアイデアを生み出すのは至難の技。
多くの人は、一生懸命コンテンツを作っても、それを見せる相手がいないから、途中で挫折してしまうんですよね。
だからこそ、まずは1人でもいいからお客さんを見つけるっていうことに集中してみてください。
で、最初はネットで人を集めるのもわりと時間がかかると思うので、最悪リアルな知り合いとかでも構いません。
その人と一緒に、
「◯◯の勉強会しない?」
みたいな感じで、二人でチームを作って始めちゃえばいいんですよ。
そして、一緒にコンテンツを持ち寄っていけば、どんどんコミュニティに有益な情報がストックされていきます。
そしたら、その後少しずつ仲間が入ってきても、その人達に対して教えてあげられることが増えていくじゃないですか。
こうやって、人が集まって循環が起こるような場所を作っていくのがコミニティを運営するうえでは欠かせません。
まずは、一人目のお客さんに全力を注ぐことから始めてみましょう。
最後に
今回の話をまとめると、以下のような感じ。
①大まかな理念、方向性を仮決めする。
②ブログやSNSで情報発信する。
③①をどんどんブラッシュアップしていく。
まずは、アウトプット先として自分のメディアを作ること。
媒体は、ブログでもいいし、ツイッターでもいいし、YouTubeでも構いません。
そこで情報発信をしながら、自分の理念をどんどんブラッシュアップしていきましょう。
そして、その目指している理念のステージが高まれば、自分よりもステージの高い人も集まってきます。
これから理念を立てるうえで、今の実力とか経験とか実積とかは全く関係ありませんので。
だって、ワンピースに出てくるルフィーも最初はめちゃくちゃ弱かったじゃないですか。
でも、
「海賊王に俺はなる!」
という、その器の大きさに仲間がいっぱい集まってきたんですよね。
で、その理念が高ければ、極端な話、自分にお金が無くても、凄いお金持ちの人が応援してくれるかもしれません(笑)。
そう考えると、あなたの理念に共感できれば、僕すらもお客さんになり得るってことです。
ここまで読んでみて、何か感想だったり、分からないことがあれば気軽に連絡してくれたらなぁって思います。
一歩踏み出すだけで、案外ガラッと人生は変わるもんですよ。
ということで、返信お待ちしています。
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以上、最後まで読んでくれてありがとうございます。