「どうしたら人に読まれるブログが書けますか?」
そんな風に聞かれることがあります。
テクニックについてよく質問されるんです。
・テーマの選定
・SEOキーワード対策
・書き出しの工夫
・改行のタイミング
・文章のリズム
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もちろん、意識しているポイントは沢山あります。また、プロとしてそこを追求するのは当たり前です。
でもね、それは本質ではないんですよ。
人を動かすのは、テクニックではありません。そこに意識を向けていると、結局相手のことを考えられず、自己中心的な文章になってしまいます。
本当に人が動くとき、それは『心』が動いたときです。
そのためには、
「誰のためにブログを書いているのか?」
「読者はどんなことに悩んでいるのか?」
「どうやったら喜んでくれるのか?」
自分以上に、相手のことを本気で考える必要があるのです。
視点を少し変えるだけで、文章は劇的によくなります。その結果、あなたのブログにもっとたくさんの人が訪れるようになるでしょう。
当記事では、そのためのヒントを詰め込んでいます。
ぜひ、じっくりと読んでみてください。
記事の目次
初心者ブロガー必見!桁違いに読まれるブログ記事の作り方
①好きな相手に伝えるつもりで書く

「心技体」の”心”が抜けていれば、いくらテクニックを磨いても無駄!
人に読まれる文章が書けるかどうかは、書く前からほとんど勝負が決まっているんです。
例えるなら、『ラブレター』を書くあの感じ。
実際、僕は書いたことないんですけど^^; まぁ、メールやLINEでも一緒ですよね。
気になる異性にメッセージを送るときって、誰もが本気で相手のことを想いながら文章を書いていくと思うんです。
そこに魂がこもっていなければ、絶対に自分の気持ちは伝わらないです。
「どう言えば相手に伝わるだろう…。」
「こんな風に言ったら相手はどう思うかなぁ…。」
「こんな言い方したら誤解されちゃうかも…。」
と、これでもかってくらい真剣に相手のことを考えると思います。
ブログを書く時も、このくらいの意気込みで取り組むことが大事です。
究極、ここさえ押さえておけば、それ以外はさほど重要ではありません。あとは、とにかく数さえこなしていけば、自然と文章力は上達していくんですよね。
逆に、ここが欠けていると、いくらテクニックを学んでも絶対に上手くいかないです。
やっぱり、最後は気持ちなんですよ。
まずは、”相手のことを考え抜いたうえで言葉を吐き出すこと”を意識してみてください。
②街頭演説をイメージする

”街頭演説”と”ライティング”には共通点があります。
どちらも目的は『人を動かす』こと。
演説=自分の話を聞いてもらう
文章=自分の文章を読んでもらう
例えば、街頭演説であれば、駅前で選挙カーの上に立ち、全然興味のない人たちに向けて第一声を上げなきゃいけない状況ですよね。
そこで、いかに人々を振り向かせ、自分の話に引き込めるかが勝負です。
そのためにも、
「第一声は何から話せばいいのか?」
「興味を持ってもらうためにどうするべきか?」
「話を聞いてもらうためにどんな話の構成にしようか?」
街中を”ガヤガヤ”と行き交う人々を振り向かせるには、細心の注意を払って言葉を選ぶ必要があります。
そこまで考えなければ、マトモに話なんて聞いてもらえないのです。
これは、ブログを書くときも一緒です。小説や書籍とは違って、検索エンジン経由でやってきた読者は”ピン”とこなければすぐに離脱してしていきます…。
特にブログの場合、読者の大半が一見さん。冒頭で惹きつける工夫だったり、途中で飽きさせない構成だったり、ストレスを与えない表現だったりをしなければ誰も読んではくれません。
それこそ、「全員離脱するんだ!」と思って書くくらいでちょうどいいのです。
③ターゲットを絞りすぎない
マーケティング界隈では、
「ペルソナを設定して、特定の一人に向かって書きましょう!」
と、よく言われていますよね。
例えば、こんな感じ。
性別:男性
年齢:33歳 独身
職業:会社員(製造業)
役職:主任クラス
給料:手取り22万
住所:千葉在住
性格:負けん気が強い、おしゃべり
毎日仕事は20時くらいまで。現在の仕事に不満あり。実家暮らしをしてるが家を出ようか迷っている。なんならその勢いで仕事も辞めて旅に出たいが、お金がない。人づきあいでしょっちゅう消耗する。ストレスを買い物で発散する。休みの日に1人で旅行に行ったりもする。最新の物に目がない。独身。彼女ナシ。彼女は欲しいができないので、時間を持て余している。
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確かに、ペルソナを設定して、より多くの人に訴求できるような書き方ができれば全く問題ありません。
でも、通常ブログ記事の場合、受け手は”不特定多数”。
下手にターゲットを絞るよりも、いかに多くのユーザーに記事の内容を理解してもらうかを念頭に置くことが重要です。
僕の場合、ザックリと読者層だけ想定して、あとは街頭演説やセミナーのように大多数の人に向かって書くイメージを持っています。
”より多くの人が興味を持つだろう部分”に焦点を当てながら、その心の総体に向かって語りかけていく感じですね。
そして、読み手からすれば、


と、思わせるような書き方を理想としています。
確かに簡単ではないんですけど…。この辺は、何度も書きながらイメージを掴んでいくしかないと思います。
中々イメージが湧かない人は、オバマ大統領の演説やスティーブ・ジョブズのプレゼンなんかをYouTubeで何度も観てください。
大多数に向けて話しているようで、確実に一人ひとりの心を震わせる語り口がとても勉強になりますよ。
④自分にフィットした言葉を使う
ブログを書くとき、普段自分が使わないような言葉は極力控えましょう。
ムダに取り繕う必要はありません。
飾らず、自然とあなたの内側から出てくる言葉で書いていけば、よりナチュラルで相手に伝わる文章になります。
逆に、
「ここで読み手の感情を引き出そう。」
「こうすれば滞在時間が伸びるだろう。」
と、意気込んでしまうと途端に文章が書けなくなってしまうんですよね…。
そして無理して書いた文章というのは、大抵の場合、相手に”不自然”な印象を与えます。
肩肘をはることなく、カッコつけずに、ありのままの自分で書いてください。
⑤書いた文章を俯瞰で捉える

ブログを書く以上、必ずそれを読む相手がいるんですよね。
そのため、常にパソコンの向こう側には『人』がいることをイメージしながら書くことが重要です。
そして一度書き終えたら、第三者が読んだとき「どう思うのかなぁ?」という俯瞰的な視点で、何度も読み返してみてください。
慣れないうちは、どうしても主観が入ってしまいます。
ただし、何度も”自分が書いたことを他人目線で見る”というトレーニングを続けていると、段々とそれが出来るようになってきます。
他人をイメージすることで、自分の外からパワーが降ってくる感覚。
「あれ?今まで書けなかったようなことがスラスラと出てくるな。」
「お?今まで考えつかなかったような言葉がポンポン出てくるぞ。」
みたいな、不思議な現象が起こるんです。
逆に、相手がいないとエネルギーは巡ってきません。
ブログを書くときは、必ず相手をイメージしながら書いてください。
⑥どうせ信じてもらえない
これは、コピーライティングの世界で有名な格言です。
①お客さんは100%読まない。
②お客さんは100%信じない。
③お客さんは100%行動しない。
要するに、
「その程度で伝わると思うな!」
ってことです。
何を書こうが、どんなに言葉を尽くそうが、そもそも人と人が100%理解し合うことなどできません。
でもね、だからこそ一生懸命伝えようとする姿勢が大切なんです。
特に書き言葉の場合、読者が目の前にいる訳ではありません。話し言葉以上に配慮が求められます。
それなのに、”チョロ”っと説明しただけで「これで、分かってくれるよね?」とテキトーな記事を書いて、一体どこの誰が読んでくれるでしょうか。
そんなものは、わざわざ時間を割いてまで読んでくれません。
もし本気で読んでもらいたいのであれば、
「これを伝えるためには、どうすればいいんだろう…。」
「どこまで言葉を尽くせば、相手に伝わるんだろう…。」
と、読者の気持ちに対して想像を張り巡らせながら書いていく必要があるのです。
重要なのは、謙虚な気持ちを忘れず、相手に伝えるために100%言葉を尽くして書くこと。
その気持ちさえあれば、少なくとも記事のボリュームが増えないという悩みはなくなると思うんですよね。

⑦インプット&アウトプット力を鍛える

あなたはどんな言葉でも選択できます。
しかし、あなた自身の器以上の言葉を発することはできないのです。- ジェームス・アレン -
(作家)
良質なインプットがなければ、良質な情報をアウトプットすることは不可能です。
これはブログを書く時も一緒で、
「面白い情報発信をしたい!」
「たくさんの人に読んでもらえるブログを書きたい!」
そう思うなら、普段から良いインプットを心がけることが重要です。
例えば、以下のような感じ。
2.面白い映画を観る
3.面白い小説を読む
4.面白い漫画を読む
5.面白いブログを読む
6.面白い経験をする
7.面白い旅をする
わかりやすく言うと、”ご飯をパクパク食べる”のと一緒です。
毎日何を食べるかによって(=インプット)、体内から排出されるウ◯コの質(=アウトプット)も変わってきます。
そんな感じで、自分が「面白いなぁ。」「素敵だなぁ。」と思うものを毎日ムシャムシャと食べていれば、自然とアウトプット力も鍛えられていくんですよね。
そうすると、良い文章もスラスラと書けるようになります。
結局、どんなに”美しい文章”を書けても、その発信する内容がつまらなければブログは読んでもらえません。
何より大事なのは、”インパクト”です。
ぜひ言葉の力で、ユニークな価値観だったり、斬新な切り口だったり、新しい視点だったり…、読者さんに何らかの『価値』をもたらすような情報発信を心がけてみてください。
また、価値あるブログ記事の作り方、面白い情報発信の方法についてはこちらの記事で詳しく書いています。
ぜひ、ご笑覧ください。
最後に
いかがでしたか?
今回は、読者さんに”読まれるブログ”を書く際のポイントについて解説しました。

筋トレと同じで、最初は辛いと感じるかもしれませんが、数をこなしていけば少しずつ文章力は向上していきます。
慣れないうちは『雑記』でも構いません。
雑記で、自分の考えていることを好き放題に書き殴ってみる。そのうえで、「これを読んだ人はどう思うかなぁ…。」と俯瞰的な視点をもって何度も読み返してみる。
そうすることで、良いトレーニングにもなるし、思いもよらないキーワードでアクセスも集まってきます。本当に良い事づくめなので、是非やってみてほしいと思います。
どんな行動でもいいです、小さな一歩を踏み出してください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございます。