「ブログを書くのが遅いんです」
そんな悩みを抱えている方も多いと思います。
ぼくも元々、文章を書くスピードが死ぬほど遅い『超遅筆家』でした。
例えば、ブログで一記事(3,000〜5,000文字)仕上げるのに約10時間かけていた時期もあります。
当時は、本当に辛かったです。
でもある時、文章を速く書くには”あるコツ”がいるってことを知ったんです。
そのおかげで、今では平均3時間ほどでスラスラと書き上げることができます。
ブログ、メルマガ、セールスレター、企画書、事業計画書、プレゼン資料…。どんな文章でも、やり方は全て一緒です。
ぼくは文章を書く際、たった一つのことしか考えていません。
そして、この方法を知れば、誰でも「速く」「わかりやすく」「伝わる」文章が書けるようになるのです。
今回は、その特別なノウハウを惜しみなく公開します。
ぜひ、じっくりと読んでみてください。

記事の目次
文章を書く前に「設計図」を描こう!

僕は、文章を書く前に必ず『設計図(上図参照)』を描いています。
そして、この設計図に”ポンポンポン”と穴埋めをして、そこから一気に書き始めるのがポイントです。
これをやるだけで、文章を書くスピードが格段にアップします。
要は、迷わないんですよ。
いきなり書き出さず、設計図をつくってから書き始めるので、パソコンの前で「う~ん」と悩むことがなくなります。
言ってしまえば、”文章を速く書けるか否か”は、書き出す前からほとんど勝負が決まっているのです。
しかし多くの人は、いきなり書き始めようとします。もしくは、簡単な下書きをするくらいで明確な設計図を描けていません。
当然、何を書くのかを決めず、パソコンの前に向かっても手は動かない。ハナから無茶なことをやろうとするから、結果的に脳がフリーズしてしまうのです。
「書く時間」と「考える時間」をごちゃ混ぜにしてはいけません。
メッセージの構造はたったの3つだけ。
- What(=何なの?)
- Why(=理由は?)
- How(=どうやって?)
を事前に考えておいてください。
この3つが美しく整った文章を見ると、読み手は満足感を抱いてくれます。
そして、この3つがバランス良く整っている文章を『コンプリートメッセージ』と呼ぶのです。

コンプリートメッセージとは?
①What(=何なの?)
◎Whatとは?
Whatとは、「自分の主張」「結論」「伝えたいこと」。
要するに、
「あなたは何を言いたいの?」
ということ。
ブログで言えば、『タイトル+導入文』にあたる部分です。
ここが不明確だと、その先の文章を読んでもらえません。
その時点でアウトです。
実際、僕もここに一番時間を割いて書いています。
そのくらい重要な部分です。
◎Whatのポイント

最初に『タイトル+導入文』を見た瞬間、そこに読み手のメリットが書かれていなければ、ブログを読んでもらえません。
そのため、
「ベージを読むことで、どんなメリットがあるのか?」
「逆に読まないと、どんなデメリットがあるのか?」
という部分をしっかりと伝えて、まずは相手を振り向かせることが重要です。
ポイントは、相手に「読みたい!」「知りたい!」と思わせることができるかどうか。
言い換えれば、冒頭で”自分の言いたいことを書いてはいけない”ってことです。
自分の言いたいことを書くのではなく、必ず読み手のメリットになることを書いてください。
そして、簡潔かつ、その続きが読みたくなるような工夫を施すことが大切です。
ここで、勝負の8割は決まります。
絶対に手を抜かないようにしましょう。
②Why(=理由は?)
◎Whyとは?
①What を支える「理由」「理屈」「根拠」のこと。
ブログで言えば、『本文』にあたる部分です。
Whyが不足すると、
「あなたの主張は本当に正しいの?」
と、読み手が疑問を抱えてしまいます。
当然ですが、
「なぜ、そう言えるのか?」
「なぜ、そうする必要があるのか?」
「ちゃんと証拠はあるのか?」
読み手は、こういった『なぜ?』に対する答えが満たされないと、そのブログで書かれていることを信用してくれません。
文章を書くときは、しっかりと自分の主張を支える”根拠”を示すことが重要です。
◎Whyのポイント
基本的に、根拠は『3つ』です。
”3は魔法の数字”と言われており、記憶するのにちょうどいい量。2つだと物足りないし、逆に4つ以上になると覚えにくく読み手が混乱します。
また、アップルの創業者・故スティーブ・ジョブズ氏も、プレゼンで要点を述べるときは必ず3つだったそう。
不思議ですが、根拠を3つ並べるだけで人は納得しやすくなります。
そのため、特別な理由がない限り、Whyは『3つ』に絞ってください。

③How(=具体的にどうすればいいの?)
◎howとは?
Howとは、
『結局、何をやればいいの?』
ってこと。
具体的なアクションプランを示さないと、人は行動に移すことができません。
そしてHowが書かれていない文章は、とにかく読み手をイライラさせる原因になります。
時間をムダにしたようで、「ムカつく!」「読んで損した!」と思われてしまうんです。
最後に、たった一行でも構いません。
Howを書いてあげることで、


と、読み手は満足感を抱いてくれます。
◎howのポイント
ポイントは、とにかく具体的に書くこと。
できれば、行動のステップで示してあげると、読み手の納得感は高まります。
もし思いつかなければ、例えばブログ内の記事を紹介したり、記事を書くときに参考にした本を紹介したり・・・。
極論、どんなことでも構いません。
とにかく、
- What(=何なの?)
- Why(=理由は?)
- How(=どうやって?)
この3つがバランス良く整っていることが重要です。
そして、この3つを揃えることで、誰でも「速く」「わかりやすく」「伝わる」文章が書けるようになるのです。
最後に
本日の内容は以上です。
まとめると下記の通り。

・いきなり文章を書き始めない。
・文章を書く前に「コンプリートメッセージ(上図)」を意識する
・「What ・Why・How」の3つの箱を埋める
・最後に一気に仕上げる
冒頭でもお伝えした通り、僕はどんな文章を書くときも全部このやり方です。
頭の中で”ポンポンポン”と3つの箱を作って、その中身を埋めてから文章を書き始めています。
そうすることで、迷わず、一気に書き上げることができるのです。
また慣れるまでは、面倒くさがらず”手書き”で箱を書いてみるのもオススメですよ。
あとは、とにかく実践あるのみ!
何事も近道はありません。地道に書き続けていれば、少しずつあなたの文章力は向上していきます。
これからもぜひ、楽しみながらブログを書き続けていきましょう。
また、当ブログでは他にも文章術について記事を書いています。
ぜひ参考にしてみてください。