こんにちは、矢島ヒデです。
突然ですが、あなたのブログは面白いですか?
それとも、ツマらないですか?

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もしかすると、
「この人の書く文章って、全然おもしろくない!」
「このブログには、役立つ情報が載ってなさそう。」
読者さんの中には、こんな意見を持つ人もいるかもしれません。
万が一、そんな風に思われていたとしたら、凄くショックですよね。専業ブロガーやアフィリエイターとして生きていくうえでは致命的です。
当然、つまらなければブログを読んでもらえず、そこに書かれている内容も信用してもらえません。その結果、『チャリン!』と懐にお金が入ってくることもないでしょう。
つまり、ブログでお金を稼ごうと思ったら、おもしろい文章を書くスキルが必須になるのです。

きっと多くの人が頭を抱えている問題だと思います。
そこで今回は、ちょっとした工夫で文章をおもしろくする秘訣を7つお伝えします。
「自分にはユーモアなんてない!」「おもしろい記事なんて書けないよ…。」という人でも、このテクニックを知り、何度も練習さえすれば、おもしろい文章を書ける確率がグッと高まります。
ぜひ、じっくりと読んでみてください。

記事の目次
つまらないブログの特徴とは?

まず最初に、つまらないブログの特徴について考えてみましょう。
ごくごく平凡である
僕は職業上、よくネットサーフィンをしています。
その中で最も目立つのが、
”超平凡すぎるブログ!”
です。
ちょっと読んでみたけど、
「内容にインパクトがないなぁ…。」
「どっかで聞いたことがあるぞ!」
てな感じ。
これといった特色もなく、コンセプトも似通っていて、ありきたりな文章は人から面白いと思われにくいです。

例えば、文法的にも正しくて、読みやすく、まともな主張をしているのに、なかなかアクセスが集まらない・・・。
そんな悩みを抱えている方も多いと思います。
その一番の原因は、”周りとの差別化ができていないから”。
やっぱり面白いブログって、独創性があって、特定のユーザーの興味や関心を惹きつけるパワーを秘めています。
それぞれコンセプトが違うし、あとは”言霊”ですよね。そこに書かれた文章から、相手のエネルギーがビシビシと伝わってくる。
これが面白いブログ1つ目の特徴です。
役に立つ情報がない
ブログの内容が、相手にとって役立つかどうかも重要です。
ぶっちゃけ、エンターテイメント的な面白さがなくても、その記事が読み手の疑問や悩みを解決するものであれば読んでもらえます。
逆にぱっと見て、「つまらなそう。」「役立つ情報が書かれていない。」と思われるブログは、すぐに離脱される原因になってしまいます。
そのため、ブログの『タイトル+冒頭文』で、
「ページを読むことで、どんなメリットがあるのか?」
「逆に読まないと、どんなデメリットがあるのか?」
という部分をしっかりと伝えて、まずは相手に振り向いてもらうことが重要です。
ここが不明確だと、その時点でアウト。その続きを読んでもらえません。
まずは、書き出す前に「誰に」「何のメリット」を伝えるのかを死ぬほど考えてみてください。
そして、それを文章でわかりやすく読者さんに伝えていく。
ここを意識するだけでも、面白いブログにまた一歩近づけますよ。
また、お役立ち情報の具体的な記事の書き方については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
よかったら、ご笑覧ください。
イメージしにくい文章が多い
イメージしにくい文章とは、
・ウィキペディア
・学校の教科書
・お役所の文書
・電化製品の説明書
これらを指します。
例えば、以下のような文章です。
【保育園の入園基準について】
①昼間に居宅外で労働することを常態としている場合
②昼間に居宅内で乳幼児を離れて日常の家事以外の労働をすることを常態としている場合
むむ、難しすぎる(苦笑)
マジで読む気が失せますよね。
「昼間に居宅外で労働することを常態としている場合」じゃなくて「昼、いつも外で働いている人」とストレートに言えないんでしょうか・・・。
このように、文章に躍動感やメリハリがなく、淡々と書かれたブログは読み手に『つまらない!』という印象を与えてしまいます。
やっぱり読みやすさって大事なんですよね。

逆をいえば、別に”お笑い的”な要素が入っていなくても、
・独自性があって、
・役立つ内容が書かれていて、
・テンポ良く書かれていれば、
それは面白いブログだと言えるのです。
面白いブログの書き方「7つの必殺技」

①独自の意見や見解を書く
オリジナルな意見が多く盛り込まれた文章は人を惹きつけます。
そこで重要なのが『独自性』です。
他との違いがあるからこそ、そこに価値が生まれるのです。
だから、発信する内容がまわりと被ってしまうのは絶対NG! むしろ、「俺は、多数派の逆をいくんだ!」くらいのスタンスで書いたほうが文章は面白くなります。
もちろん、最初のうちは中々書けないかもしれません。
ただ、やはり最後は自分の脳ミソから言葉をひねり出さなければ、そもそもあなたが書く意味がない。
例えば、ハウツー系の記事を書くにしても、周りと同じように説明して「はい、終わり!」ではなく、そこに必ず自分の主張や体験談を付け加えてみる。
それだけでも、周りとの差別化につながります。
まずは、自分の言葉で語ることを忘れないでください。
②情緒的価値で勝負する
マーケティングの世界では、
・機能的価値
・情緒的価値
という二大概念があります。
◎機能的価値
機能的価値とは、一言でいえば”役に立つかどうか”。
例えば、ブログでいえば「役に立つ」「わかりやすい」「記事数が多い」「ノウハウが豊富」等など・・・。
これらの要素を兼ね備えたブログは機能的価値が高いといえます。
主に、大手キューレーションサイト、企業のオウンドメディア、組織的に作られたアフィリエイトサイト等がここに属します。
ただし、機能性のみを追い求めるのはリスキー。
例えば、今も日本の大手家電メーカーの衰退が止まりませんが、その原因の一つに機能的価値にフォーカスし過ぎたことがあげられます。
顧客の悩みをすべて解決するために多機能化した結果、「いらない機能」「覚えられない機能」が増え、日本国内だけで通用する”家電のガラパゴス化”が起きたのです。
その結果、海外勢に市場のシェアを一気に奪われる形になりました。
もちろん機能性は重要ですが、そこだけにフォーカスしてしまうと視野が狭くなり、本質とはかけ離れた方向へ暴走してしまうという悪例ですね。
あとは、基本的にスペック重視型の戦略は大企業が得意とするところなので、個人メディアを運営していくのであれば次に説明する『情緒的価値』を軸に勝負することをオススメします。
◎情緒的価値
一方、商品に対して「憧れる」「ダサい」「好き」「かっこいい」「かっこ悪い」等など・・・。
感情面に訴える価値を、情緒的価値(あるいは感情的価値)といいます。
要は、誰が作ったとか、誰が考えたとか、誰が売ってるかという部分ですよね。あとは、その商品にまつわるストーリーや開発に至る背景も絡めながら消費を訴求していくやり方です。
例えば、有名どころだとアップル社のMacやiPhoneなどがそれにあたります。
スティーブ・ジョブズというカリスマ経営者がアイコンになることで、彼の持つ独特の世界観が一つの付加価値として機能していたわけです。
ライバルであるWindows社がパソコンの機能面ばかりをアピールしているのに対して、Apple社はパソコンを使って「どんな未来が手に入るのか?」という部分に上手く訴求できたからこそ、空前の大ヒットに繋がったのです。
で、どっちも重要なんですが、ブログという『人』を軸としたビジネスであれば、より情緒的価値を強めていくほうが参入障壁は作りやすいです。

逆に、ありきたりな記事ばかり書いていたらどうでしょう?
ライバルたちと”機能的価値”のみで勝負せざるを得ない状況に陥り、そこだけで勝負していこうとすると、最終的にはジリ貧になってしまいます。
記事のパクリ合い戦争に巻き込まれちゃうんです(T_T)
だからこそ、機能的価値による差別化には早々と見切りをつけ、自分自身を信頼してもらう要素、つまり”情緒的価値”でアプローチしていく必要があるのです。
③自分のキャラを前面に出す
で、情緒的価値を高めていくには、管理人のキャラを前面に出していくことが必須です。
要するに、ブログを通して自分自身を知ってもらうんです。
書き手の個性を一切殺して、どんなに素晴らしいコンテンツを提供しても、そこに自分という要素がなければ相手には伝わりません。
きっと、ファンにもなってくれないはずです。
だからこそ、
・好き嫌い
・価値観
・人生観
・恋愛観
・趣味
・日常生活
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といった、自分の個性をブログに盛り込んでいく必要があります。
例えば、「自分の夢は◯◯!」「こんなバンドが好き!」「犬より猫のほうが好き!」「こんなヤツが嫌い!」等など・・・。
別に、どんなネタでも構いません。素のあなたを、どんどんとさらけ出してみてください。

④ストーリーを入れる
記事中にストーリーを入れるだけで、一気に読まれやすくなります。
多くの人は、長々とした説明を嫌いますが、物語は大好きです。登場人物に自分を投影して、勝手に想像を膨らませながら読んでくれます。
「え?そんなこと言われたって、
突然ストーリーなんて書けないよ!」
と思われるかもしれませんが、心配いりません。
文章のなかに、あなた自身の体験談を入れればOKです。あとは『日時』『場所』『人』のいずれかで書き始めれば、自然とストーリー化していきますので。
例えば、
【日時】
「3年前の私は…」と始めれば、
3年前に●●で✕✕しました。
とストーリーになってしまいます。
【場所】
「北海道で…」と始めれば、
北海道で●●がありました。
と、これもストーリーになります。
【人】
「銀座で働くみゆきは…」と始まっても、
みゆきは●●しました。
と、ストーリーになります。
特に文才はいらないし、誰でも簡単に書くことができるのです。
ストーリーを入れるだけで、書かれている内容がイメージしやすくなり、たくさんの人から共感される記事に仕上がります。

⑤テンポを大事にする
ブログを書くときは、
・臨場感
・躍動感
・メリハリ
を意識することが重要です。
どんなに内容が素晴らしくても、”単調な語り口”になってしまうと面白くありません。
例えば、小学生の書く作文なんかが、まさにそれ。

若干オーバーですが、読まされる側からすればとても退屈です。
文章を書く以上、必ず読み手が存在します。
そのため、
「読者は、次に何を知りたいんだろう?」
「じゃあ、次はこんなこと書こうかな。」
と、常に相手の心の動きを洞察しながら、言葉を紡いでいく配慮が欠かせないのです。
ブログを書く際は、そういうイメージを忘れず、なるべく読んでくれる人を飽きさせない工夫をしてみてください。
⑥ネット以外の芸術に触れる

と、ネットに転がっている情報ばかりを漁っていると、どうしても”ありきたり感”が強くなってしまいます。
そこから抜け出すためには、自分とは全く違う土俵から学んでみるのがオススメ。
例えば、もっと真に迫るようなマンガだったり、人間の内面を鋭く描いた小説だったり、読み手の魂を強く揺さぶるような映画だったり・・・。
あとは、生で聴くオーケストラなんかも最高ですよね。
クラシック音楽は、人種や国境を超えて、人間の心の奥底にある感情に強く訴えかけてきます。とくに生演奏の場合、臨場感がハンパないし、一瞬にして消えていく刹那的な音にドキドキします。
まぁ、クラシックに限らず、それぞれ自分の好みに合ったもので構いません。
とにかく、生で本物の芸術に触れてみる。そうすることで、内なる感覚が研ぎ澄まされていきます。
即効性はありませんが、ジワジワと効いてきますよ。
⑦魂を込めて書く
多くの人は文章を書くとき、
「順序立てて書かなきゃ!」
「もっと丁寧に書かなきゃ!」
と、細かい部分にフォーカスしがち・・・。
でも、それ以上に「魂」が込もっていなければ、絶対相手には伝わりません。
例えば、スタンフォード大学の卒業式で故スティーブ・ジョブズ氏がおこなった有名なスピーチを覚えていますか?

というヤツです。
知らない方は、YouTubeで一度観てほしいのですが、メチャクチャ魂が込もってます。
英語がわからなくても、そこを乗り越えてくるパワーのようなものをビシビシと感じる。
でも、そこに魂がなければ、いくら文法的に正しくても、どんなにキレイな言葉を使っていても、やっぱり意味がないんですよ。
そのためにも、
「なぜ、あなたはその情報を発信するのか?」
「あなたが本気で伝えたいことは何なのか?」
という部分を明確にしておく必要があります。
ここが超重要です。
一言でいえば、あなたが活動する理由ですよね。この理由がなければ、どんなテクニックを使ってもムダ。絶対に上手くいきません。
だって、その発信に『軸』がないんだから当然です。
逆に、ここがハッキリとしていれば、不思議と一つ一つの言葉にパワーが宿りだす。その結果、あなたの発するメッセージに共感してくれる人に届いていく。
極論、それだけでいいんです。
別に、みんなに面白いと思われて全員を魅了する必要はありません。
あなたのターゲットにしっかりと振り向いてもらえれば、それだけで充分じゃないですか。
「嫌いたいなら嫌ってくれて結構!」
それくらい強い気持ちを持って、迷わず自分のメッセージを発信していく。あとは、そこから絶対にブレない発信を心がけていく。
その結果、自然とたくさんの人を惹きつけるブログに育っていきます。
そして、これこそが真に”おもしろいブログ”の正体なのです。
最後に
ここまでの話をまとめると、
他のブログでは存在しない価値を、あなた自身の力で作り出していくこと。
この結論に行き着きます。
だから、面白いブログを書こうと思ったら、
「◯◯さんがこう言っているから…。」
「このブログに△△と書いてあったから!」
みたいなモノマネ思考は絶対にやめるべきです。
奴隷脳になって、自分の軸を見失ってしまうと、どんどんつまらない文章になってしまいます。
とにかく、自分の脳ミソから言葉を吐き出すことを強く意識してください。
大事なのは『オリジナリティ』です。
ぜひ、あなた流の素晴らしい作品を創りあげていきましょう。
また、文章の書き方については以下のページでも詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてみてください。