歴史上の偉人たちから学ぶ成功思考とその学習法

成功思考

こんにちは、矢島秀人です。

よく巷で売られている自己啓発本には、

「自分の思い描く理想の人物をイメージして、それと同じように行動すれば誰でも成功できますよ!」

みたいなことが喧伝されていますが、

矢島秀人
本当にそんなこと可能なのかなぁ。

と昔から疑問に思っていました。

だって、実際に成功したことのない人が、成功者の思考をイメージするのって結構難しいと思うんですよ。

とりあえず、漠然と考えてみるだけなら可能かもしれません。しかし、それは架空の人物なので当然根拠はなく、あくまで想像上の産物でしか過ぎないからです。

全てを主観的に、「●●じゃないか?」「✕✕なのかな?」とぼんやりとイメージしたところで、本当に成功できる人は少ないんじゃないかなぁと思うわけです。

とはいえ、成功への一番の近道は、

「成功者に学び、成功者に倣うこと」

そのこと自体に異論はありません。

どんな思考にせよ、必ず周りの人間や環境によって作られるもの。完全にゼロから思考そのものを生み出すことは不可能です。

結局は、他人や自らの経験から学ぶしかないのです。

であれば、架空の人物をイメージするよりも実在した人物。つまり、文献や映像などが残っている歴史上の偉人たちに倣ったほうが有効なんじゃないかなと思うわけです。

そこで、今回は”歴史上の偉人たちから学ぶ成功思考”と題して「歴史をどのように学んでいけばいいのか?」「歴史を学ぶことで、それをどう活かしていくのか?」ということを掘り下げて考えたいと思います。

日本の教育システムによって植え付けられた嘘

日本の義務教育

本当の意味での「学ぶ」とは?

多くの人は勉強と聞くと、学校の義務教育のことだったり、高校や大学の受験だったり、あるいは資格を取るためのテスト勉強だったりを思い浮かべるかもしれません。

しかし、学校で教わるような偉人たちのおおまかな思想や逸話、功績などはウィキペディアに全部書いてあるし、それを必死に覚えたからといって何の役にも立たないんですよね。

これは歴史に限らず、哲学や科学などを学ぶときも一緒です。

哲学的は問い

4.哲学的な、美しい問いの作り方

2021年4月29日

何事も、知識を知識として持っているだけでは何も生み出せない。

学校で教えられたことをいくら頭に詰め込んだところで、そんなものは雑学にしかならないし、当然仕事や人生レベルで活かすこともできません。

(クイズ王を目指すなら話は別ですが、そんな方はまずいないでしょう。かなりのレアケースだと思います。)

例えるなら、野球の評論家がいくらバッティングの理論を知っていても、それを知識として持っているだけではヒットが打てないのと一緒です。

逆に、大リーグで活躍したイチロー選手がヒットをたくさん打てるのは、一般人より野球に関する知識が備わっていることは当然あるでしょうが、それ以上に知識や経験から得たものを自分なりに解釈し、それを無意識行動まで反映させることができるからです。

これはスポーツに限らず、ビジネスや投資などの世界でも全く同じことが言えます。

どんなに物知りでも、「その知識をどう使うのか?」ということを無意識レベルまで体に叩き込んでおかなければ実践では全く通用しません。

だから歴史の勉強をするときも、

「フランス革命は××年に起こった出来事です」

「坂本龍馬が☆☆したのは△△が理由です」

という事柄だけを頭に入れ、単なる知識を知識として覚えたところで何の役にも立たないのです。

矢島秀人
例えば、僕であればこんな感じの歴史観を持っています。
近代化の特徴

1.近代化の始まりと特徴(上)~人はいかにして神を殺したのか~

2020年10月21日

ちょっと余談ですが、この世界の真実を知りたければ、本当の意味での歴史を理解しなければならないと思う。

そうすることで、自分の立ち位置であるとか、なぜ世界で色んな問題が起こっているのかなどがスッキリと見えくるんじゃないか、と。

そして、世界をより正しく、俯瞰的に捉えたい。

例えば、ビジネスをやっている方であれば、お客さんが何を求めているかとか、今後どんなものが流行りそうかとか、職場の同僚が本当はどんなことを考えているかとか、その辺の話って凄く興味がある所だと思うんですけど。

より普遍的なレベルで、

「我々とは、一体どういう生き物なんだろう?」

ということを考えるうえで、歴史の勉強は大いに役立ちます。

僕から言わせれば、歴史に感心を持つことは趣味や娯楽では全くありません。人間や世界の成り立ちに関心を持つか否か、がそれを決めるのです。

特に、現代のような過渡期を生きるうえで、今の時代がいかに成立してきて、どのような影響を我々に与えているのかを理解することは非常に大きな意味を持つと考えています。

近代化の特徴

1.近代化の始まりと特徴(上)~人はいかにして神を殺したのか~

2020年10月21日

 

学習の目的を明確にする

幼少期でいえば、ただ漠然と周りの大人達から、

宿題をやりなさい!

と言われて勉強していただけなので、大した意味も感じられずやっていた人がほとんどだと思います。

だけど本来、何かを学ぼうと思ったら、

「なぜ、それを始めたのか?」

「一体、何を目指しているのか?」

という明確な目的がなければ、何事もそれを達成することは難しいのではないでしょうか。

しかし、我々に馴染み深い学校のテストや資格を取るための勉強というのは、頭に詰め込んだ知識をそのまま活かせばある程度点数が取れてしまうため、そういう時代を長く生きてきた人であればあるほどそれが勉強だと勘違いしてしまい、根本的に勉強の仕方を間違えてしまうのです。

もっと言えば、そのような誤った方法でよい結果を残し、周りの大人たちからなまじ褒められた経験のある方にとっては、それが意識的・無意識的問わず過去の成功体験として染み付いている場合も多いです。

もちろん、テストでよい点数を取るための勉強を本当の勉強と呼ぶのであれば、そのやり方は正しいかもしれません。

しかし、自分で何かビジネスを始めたり、新たなスキル獲得を目指して勉強したりするのであれば、それは学生時代の点数を取るための頭の使い方とは全く異なります。

それこそ、教科書に書かれている内容を丸々暗記したり、周りの人に教えられたことをそのまま覚えればいいという単純な話ではないんですよね。

それよりも、実社会においては、

「何らかの情報を得て、自分なりにそれを噛み砕き、どう表現するのか?」

みたいなことのほうが何十倍も大切になってきます。

何かを記憶させておくだけなら、スマホ一台持ち歩いていれば十分です。

だけど、スマホの中に大量の情報が保存されていても、それをただ黙って置いておくだけでは何も生み出してはくれません。

その知識を自分なりに解釈し、何らかの行動を起こすことで、初めて新たな価値を生み出せるのです。

歴史上の偉人たちから学ぶ成功思考

坂本龍馬

偉人たちの功績をどう活かすのか?

先述したとおり、何らかの成功を目指すのであれば、

「〇〇さんは××年に△△した。」

「●●さんは☆☆したから凄い!」

という過去の事柄なんて正直どうでもいいこと。

それは単なる知識や概念でしか過ぎず、たいていの学習は知識の吸収のみで終始してしまっているのが現状です。

確かに知識が必要な場面があることも否定はしません。しかし、それが役立つのは自分なりの解釈で何らかのアクションを起こしたときだけ。

知識が「ただ頭の中に入ってます!」という状態ではパソコンやスマホと何ら変わりません。

本気で何かを学ぼうと思ったら、根本的な物事の捉え方やその捉えたものをどう活かすのかという部分まで考える必要があるわけです。

だから、歴史を勉強するうえでも、

”その人物が何故そうしたのかという動機や経緯を解明し、その人物の思想や心理を推測し、そこから「何か」を導きだす”

といったプロセスが重要になってきます。

で、この「何か」というのは人それぞれ。活かすべき対象も違うし、全く同じ考え方、行動手順、環境の人はいませんので、当然その活かし方も変わってくるでしょう。

つまり、自分なりに解明し、それを活かす方法というのは本人でしか持ち得ないわけです。

もちろん、そこで自分なりに導き出した答えというのは、正しくても間違っていても構いません。

それよりも、この段階では”自分自身が何らかの能力に長けた人物の思考をイメージできたこと”。そして、”そのイメージした人物の思考に少しでも自分を近づけること”のほうがはるかに重要です。

冒頭でも少し触れたとおり、架空の成功者像をイメージすることは中々に難しい。

だったら、実在した偉人たちの思考をイメージし、そこに一歩でも近づくことのほうが、はるかに簡単であり有効なはずです。

例えば、坂本龍馬の行動力、エジソンの発想力、レオナルド・ダ・ヴィンチの独創性、ウォルト・ディズニーの夢想力、スティーブ・ジョブズのカリスマ性等など・・・。

きっと、誰しもが自分のなかで尊敬できる人物というのは存在すると思うんですよ。

もし見当たらないのであれば、歴史上に「どんな人物がいて、どういうことをしたのか?」という部分をもっと学んでいく必要があります。

自分が興味を持てる人物であれば、楽しみながら勉強もできるはずです。

人それぞれ、起業家になりたいとか、発明家になりたいとか、ロック歌手になりたいとか色々あると思います。

自分の夢や目標に合わせて、偉大な人物の思考や行動を考察していけば、それを達成できる可能性は自ずと上がっていくでしょう。

 

なぜ、偉人の心理考察が有効なのか?

偉人たちの思考を探り、それを自分の人生に置き換えて考えてみると、案外物事が上手くいくケースはたくさんあります。

よく昔から『歴史は繰り返される』と言われるように、人間の成功パターンには、

「●●が起こったときに、☆☆のような考え方で、〇〇をすることで上手くいった」

という事例は豊富にあって、それは常に新しいものではないからです。

そこには普遍とも呼ばれる法則的なものがあり、多くの偉人たちが成し遂げた出来事、その動機や心理などを解明していくことで共通して見えてくる『真理』のようなものが存在します。

そして、その共通して見えてきたものというのは、実際には正しくなかったとしても、自分なりにきちんと勉強したうえで導き出したものであれば、それは何らかの共通点として捉えて構わないんですよね。

もちろん、これは誰の思考を考察するうえでも同じこと。

過去の文献や記録を辿るだけで、他人の思考を100%導きだすことなんて不可能です。

どんなに深く考察したところで、結局は自分の主観であることに変わりはないし、そもそも人間は自分の脳でイメージできるレベルでしか物事を考えることができません。

だけど、それで充分だと思います。

なぜなら、

「なぜ○○さんはこの方法を思いついて、その行動に至ったのか?」

という考え方を学び、それを考察することに意味があるからです。

そうやって、あらゆる人物の思想を取り入れ、自分なりのベストな考え方を導いていけば、自然と成功本能のようなものは備わっていくでしょう。

 

偉人の心理を考察する方法

当然ですが、偉人たちが持ち得た思考の根源には、必ず時代や社会の流れが関係してきます。

彼らが、何故それを達成できたのかを深く考察していくと、

「なぜ、そうしようと思い立ったのか?」

という根本的な疑問が出てくるのです。

それを深く知るうえで、時代背景や環境、社会の流れを読むことが大切であり、そのために歴史を学ぶ必要が出てきます。

また、その裏付けとして過去の哲学者や思想家が述べてきたことを調べ、そのあとは科学的な分野に足を踏み入れて、その人間の行動がどのようにして、またなぜ生み出されたのかを探るのも有用な試みです。

(なぜなら、現代科学の成果もまた、ブッダ、エピクテトス、ソローらが述べてきた考えの多くが正しかったことを証明しているからです。)

そうすることで、

「●●が不自由だったらから、彼は☆☆を目指したのか」

「△△のような出来事があったから、××と考えるようになったんだ」

と、その人物がなぜそういう考えに至ったのかという理由が少しずつ見えてきます。

矢島秀人
何事もそうですが、理由や原因も分からず、ひたすら結果だけを追い求めても意味がない。「〇〇さんが××した」という単純な出来事よりも、まずはその前にある理由や動機を確かめるべきです。

そして重要なのは、それを曖昧なもので片付けず、できるだけ確信に近い領域まで持っていくこと。

誰だってフワフワとした無根拠なものに確信なんて持てませんから、それを確信レベルまで持っていくためには何らかの根拠が必要となってきます。

もちろん、他人の心の中というのは目に見えるものではないので、一つの明確な答えがあるわけではありません。

しかし、この段階で重要なのは、過去の文献や記録から特定の人物の行動を観察することによって、その人物の思想や考え方を自分なりに導き出すこと。そして、その偉大な人物の思考を根源から理解することに努め、そこに自分の思考を少しでも近づけていくことです。

歴史とは、1つの仮説に過ぎません。

仮説である以上、その物語のパターンは無限にできてしまいます。

それこそ100人いたら100通りのストーリーができるので、身も蓋もないことを言ってしまえば、永遠に仮説と検証の作業が終わらないわけです。

とはいえ重要なのは、どこかに確固たる『正解』が転がっているわけではないということ。

つまり、歴史を考察するということは、自分が考えうる範囲の中で最も妥当性が高いものを”暫定的な正解”として持っておくという全く捉えどころのない営みとも言えるのです。

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最後に

今回は、歴史を単なる知識として学ぶのではなく、多くの偉大な人物の思考を考察するために学ぶことの重要性について考えてみました。

これを読んで、

じゃぁ、過去の成功者の本でも読んでみよう!

と、またそれを漠然と知識として得たところで意味がないですからね。

こういう話をすると、「あ、本さえ読めばいいんだ!」と勘違いして、ご飯を食べるようにパクパクと知識だけを詰め込む人がいますが、それだとただの雑学で終わってしまいますので(汗)

深く学ぶうえで、歴史上の偉人たちの方法や行動を真似るだけではなく、その人物の思考や考え方にそのまま自分の思考や考え方を近づけることが大切になってきます。

もしかすると、慣れないうちは大変かもしれません。

しかし、その人物の思考をイメージしようと最初は意識的に行うことで、徐々に無意識的にもできるようになってくるはずです。

矢島秀人
当たり前だけど、自分の一つ一つの行動をすべて意識的に行っている人なんていませんからね。

例えば、コップに入った水を飲もうと思ったとき、

①右手の上腕筋に力を込める。

②そこから前に手を伸ばす。

③人差し指に力を込めてコップを掴む。

みたいなことは誰も考えないはず(笑)

人間の脳のメカニズムによって、多くのことは慣れると無意識的にできるようになってきます。

自転車に乗るときも、一度乗れるようになってしまえば、そのあとは何も考えず乗れるようになるのと一緒です。

これは自転車のような身体運動に限らず、思考や考え方においても全く同じことが言えます。

最初のうちは、

「この人だったら、こういう状況で〇〇と考えるだろうなぁ。」

「こんな場面だったら、きっと☆☆の行動を取るんじゃないかな?」

と、まずは意識的に考えたうえで行動していけばいいと思うんですよ。

意識的にそういったアクションを起こしていけば、最終的にそれが無意識でも出来るようになってきますから。

で、少なくとも思考がその人物と正しく重なるようになれば、その人と同等レベルの成功を掴める可能性は高くなるわけです。

まぁ、そんなところで今回は終わりにしようと思います。質問や疑問などあれば、こちらからドシドシと送ってください。

以上、最後まで読んでくれてありがとうございました。

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成功思考

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現代社会で生きることを早々と諦め、ノマドになる。税金や法律の都合上、2013年に一人株式会社設立。現在は海の町で暮らしながら、主に執筆活動・企業コンサル・FXトレードなどを行い、個人ビジネスの究極形を追求している。波乗りと自然と平和が好き。ブッダを敬愛してやまない。