人間・堀江貴文(ホリエモン)を徹底解剖してみたよ【後編】

ホリエモンレビュー

どうも、ヒデです。

前回の記事では、ホリエモンという存在について、「一体、彼がどんな人間であるのか?」という部分を僕なりに解釈してお伝えしました。

まだ読んでない方はこちらからどうぞ!

ホリエモン

人間・堀江貴文(ホリエモン)を徹底解剖してみたよ【前編】

2019年10月15日

そのなかで、僕はホリエモンの人間像について、

「極めて合理的な子供である!」

と結論づけました。

そして、この”極めて合理的な子供”というのが、実は社会的な成功を収める人の特徴でもあるんですよね。

彼の合理性については前回十分過ぎるほど書いたので、今回は彼の『子供性』の部分に焦点を当てて解説していこうと思います。

ぜひ、じっくりと読んでみてください。

ホリエモンの成功を支える”子供性”とは?

堀江貴文という人は会っているぶんにはホントに子どもっぽいし、無邪気。嫌いと言う人は大人の人なんだと思う。

- 小沢一敬 -
(スピードワゴン)

ホリエモンが『夢』の話をするとき、特に子供っぽさが顕著に表れています。

彼の著書を読んでいると、宇宙だったり、不老不死だったり、自分の夢に関して言及している箇所が結構多くて、そこに強い”子供性”を感じるんですよね。

例えば、

ホリエモン
マトリックスのような世界は実現可能である!

とか、そういうことを本気で言ってしまう。

いや、別にそれが実現可能かどうかを議論したいわけじゃなく、一般的な良識ある大人であればパッと真顔で言うのを躊躇うようなことをさらっと言えちゃう人なんですよね。

ほかにも、「✕✕革命は起こせるんだ!」とか「世の中ひっくり返すなんて簡単だ!」等など、子供じゃないと中々言えないようなことをズバズバと言ってくる。

そして挙句の果てには、

ホリエモン
こんな簡単に世の中変えられるのに、なぜみんな挑戦しないんだ。マジで理解できない!

みたいなことを平気で言っちゃうわけです。

でも、一般の大人ってそうじゃありませんよね。

「いや、そうは言っても俺にはローンがあるし、家族もいるし、嫌な仕事でも中々辞められないよ・・・。」

みたいなことを、どうしても考えてしまうものです。

一方、ホリエモンは40歳を過ぎてもなお、そんなこと一切お構いなしでガリガリと挑戦し続けている。言っちゃえば、己の欲望のままに生きているのです。

そして、それが人並み外れた成功にも繋がっているんじゃないかなぁと勝手に思ってます。

ヒデ
要は、世の中の空気を一切読まず、突き進んでいける強さが彼にはあるのです。

現実を生きる子供と、現実を生きない大人。

ホリエモン

「現実を見なさい!」の矛盾

ここで一つ補足です。

一般的に、子供というと後先考えず、無計画に好きなことばかりしているイメージをお持ちの方も多いでしょう。

実際、子供のように好き勝手やっているホリエモンに対して、好感を抱く人もいれば、逆に白い目で見て軽蔑している大人たちもいるわけで。

良識ある大人から見れば、

「もうちょっと精神的に成熟したほうが良いんじゃない?」

と、思われることも少なくありません。

ヒデ
宇宙だの不老不死だの夢みたいなことばかり言ってないで、「現実を見なさい!」「もうちょっと大人になりなさい!」としたり顔で説教してくるのが大人なんですよね^^;

でも、よく考えてみてください。

大人と子供で比べたら、本当の意味で現実を生きているのは”子供”のほうです。

多くの大人たちは現実を生きていません。これは”ハイデガー哲学”にも通ずる部分ですが、大人というのは未来を見ているか、過去を見ているだけなのです。

例えば、

・お金
・家族
・仕事
・会社
・立場

・・・etc。

これらを”現実”だと大人たちは言うけれど、それは本当の意味で現実ではありません。

未来の不安、未来に対する出来事を言っているだけなので、厳密にいうと”未来の事象”です。あるいは、失敗したことを悔やんだり、タラレバを思わず考えてしまったりするのは”過去の事象”に意識が向いているからでしょう。

どちらも現実とは言い難いです。

では、現実とは何なのか?

それは現在に実在しているもの、つまり『今』ですよね。

今この瞬間のみが”現実”であって、未来は非現実であり、過去はとうに過ぎ去ってしまったものだと言えます。

そう考えると、子供のように後先考えず無計画に好きなことをやって生きている。あるいは、その場の勢いだけで頭なんか全然使ってないように見えても、それは裏を返せば”今”に集中して全力で生きているだけです。

つまり現実を見てないのは大人だし、現実を生きてないのは大人のほう。逆に、現実でしか生きられないのが子供だと言えるのです。

ヒデ
いずれにせよ、”子供性”とは現実を正しく認識することができる力のことであり、一方で”大人性”とは現実を正しく認識できない力のことだと理解してください。

 

成功者の条件とは?

冒頭で、現実世界で成功するためには、

・合理性
・子供性

この両方が必要だと書きました。

ここまで読んでみて、その真意が少しは理解できたのではないでしょうか。

大前提として、社会というのは大人が作り出したものなので『合理性』がなければ当然弾かれてしまいます。しかし、社会と言えども現実世界であることに変わりないので、『現実を正しく見る力=子供性』がない人はやっぱり成功するのは難しいんですよね。

だから僕は、

ヒデ
子供性と合理性、その両方を持っていなければ成功するのはかなり厳しいんじゃないかなぁ。

と、ひそかに思っているわけです。

ホリエモンのパワーの源について話そうじゃないか。

ホリエモンの働き方

合理的≠現実的

先述した通り、ホリエモンは極めて現実的かつ合理的な人間です。

ヒデ
あ、ひとつ注意点!一般的には『合理的=現実的』だと思われがちですが、ここでは完全な反対語として使っているので悪しからず。

合理的というのは、全く現実的ではありません。

なぜなら、この社会は合理的ではなく、理に適うことのほうがはるかに少ないからです。

そう考えると、ホリエモンは”現実的かつ合理的”という全く相反する要素を備えた人間であり、めちゃくちゃな土台のうえに成り立っている存在だといえます。

そして、彼のなかで全く真逆のベクトルがバチバチにぶつかり合うことで、そこに強烈なエネルギーが生みだされるのです。

この現象をドイツ語で『アウフヘーベン(止揚)』といいます。

【アウフヘーベン(止揚)】
ヘーゲル哲学の用語。弁証法的観点から、事物の発展は矛盾対立によって行われるが、その場合一つの要素はほかを否定しはするがまったく捨去られるのではなく、保存されてより高い次元に引上げられ、一新されて全体のなかに組込まれる。このような働きをアウフヘーベン(止揚)という。

参照:ブリタニカ国際大百科事典

一言でいうと、矛盾を踏まえて乗り越えるという意味です。

しかも、ホリエモンは自分の中にある相反するものを一切否定しません。

そもそも、世の中の大人たちも、現実を認識する能力(=子供性)を持ちつつも、社会のなかでは合理的に生きているので、全員がアンビバレントなはずなんですよ。

しかし、どういうわけか多くの大人たちは、自分の中にある子供の部分はなかったことにしてしまう。

それ故に、ホリエモンのような強烈なエネルギーを生み出すことができないのです。

これは、東京の電車に乗ったら一発で分かりますよ。”心ここに在らず”ではないですが、究極にくたびれた顔した大人がたくさん乗ってますから。

一方、ホリエモンは自分のなかの矛盾を否定しません。

俺はこういう存在だからって前提で、自由気ままにやっています。いくら周りから批判されても、「だから何?」みたいな感じで全く気にしない男なんですよね(笑)。

だからこそ、彼のなかのエネルギー発電所は常にフル稼働しているわけです。

ヒデ
つまり、物凄くバカでかい発電所を自分のなかに持っているのが人間・堀江貴文だな、と考えてます

 

人並み外れた馬力がもたらすもの

恐らく、ホリエモンの馬力の強さに異論を唱える人はいないでしょう。

例えば、テレビ局や球団を買収しようとしたり、はたまた選挙に立候補してみたり、ときには逮捕されてみたり・・・。

そこから出所して、何冊も本を出版したり、SNSやテレビで話題を振りまいてみたり、オンラインサロンを運営したり、とにかく馬力がハンパない!

ヒデ
てか、どっからそんなエネルギー出てくんの?

と、一般人が見たら驚くレベルの凄まじさです。

だって、40半ばも過ぎれば普通はくたびれてくる年ごろですよ。それなのに、今だに彼はとどまることを知らない勢いで突き進んでいます。

でもそこで、

「やっぱり、ホリエモンは違うよね!」

と、一言で片付けてしまってはもったいない。

一体、何が彼をそこまでさせているのか?

それは先で触れた通り、全く真逆の要素を内側に秘めていて、それを自由にぶつけ合い、ある種の核融合みたいことを起こしてエネルギーを作り出している、と僕は思ってます。

ヒデ
まさに、彼は『歩く発電所』のような存在なのです(笑)

ホリエモンは本物の天才なのか?

ホリエモン天才

自己否定しない

あくまで僕の印象ですが、彼は決して天才ではないと思います。

じゃあ、どこが一般人と違うのかと問われれば、先述したような圧倒的なエネルギー量、つまり自己否定をしないところです。

”自己否定をしない”ことの重要性については、過去の記事でも触れていますが、それを彼はしっかりと心得ている。心得ているというより、恐らくそれを学んでこなかったのでしょう。

我々一般人は、義務教育の過程で知らず知らずのうちに毒され、自分を否定するような思考になっていきます。

しかし、ホリエモンは昔から自らの頭で考え、自らが納得できることだけをやってきた人なので、そういうものに毒される機会がなかったのだと思います。

そういう意味では、”育つべくして育った大人である”といっても過言ではないのです。

 

ホリエモンの弱点

まぁ強いて弱点をあげるなら、

『深く考える癖がついてない』

ということ。

「何もかもが浅い!」といったら語弊がありますが、とにかく結論が早い。前回の記事でも触れましたが、彼は非常に合理的な人間なので、身も蓋もないような結論をすぐに出せちゃいます。

ヒデ
つまり、自分が嫌なことは”それ以上考えない”と簡単に割り切れちゃう人なんですよ。

これが良い方向に働けば、現実社会において莫大な富を得ることができるし、逆に悪い方向に働けば思考が浅い、深く物事を考えることができない人だとも言えます。

少し乱暴な言い方をすれば、”人間的な深みがない”。

そんな印象を、ある種の人々に与えかねません。

堀江さんはとてもリニアに物事を考える人なので、結論を出すのも早いし、それによって頭も良く感じられますが、合理的思考の限界って必ずありますから・・・。

それが如実に現れたのが、かの有名な『ライブドア事件』でしょう。

 

合理的思考の限界

2006年1月、ライブドアの連結決算を粉飾した疑いで、ホリエモンが逮捕されたことは有名な話です。

それが法律的におかしかったのかどうかは、この場では敢えて検討しませんが、結果だけみれば有罪判決が出て彼は逮捕されてしまったわけです。

(ちなみに、僕は事件後もホリエモンに対して悪印象は抱いていませんので・・・。)

あの事件を振り返って思うのは、彼はもう少し”合理では割り切れない部分”があるのを知るべきだということ。

一般社会というのはそこまで理知的にはできていないし、例えば善と悪がたった2つしかなければ、万物を割り切れるはずがありません。

つまり、

「世の中には理に合っていることなんてほとんどない!」

という事実を、早い段階で知る必要があったのです。

これは、2ちゃんの創設者である”ひろゆき”にも全く同じことが言えます。彼も極めてロジカルな人ですが、身も蓋もなさが尋常じゃないですからね(笑)。

いずれにせよ、合理的思考の限界がひとつの形として現れたのが『ライブドア事件』だったんじゃないかなぁと解釈しています。

最後に

今回は、前編と後編の2回にわけて、僕のなかに浮かび上がってきた『ホリエモン像』についてざっくりと書いてみました。

これが、実物と合致しているのかどうか確認できないのは残念ですが、恐らくそこまで大きく食い違っていることはないと思います。

ヒデ
実は全く違うタイプの人で、戦略的にこういうイメージを植え付けようとして本を書いているのであれば、彼はある種の天才ですけどね(笑)

ちなみに、ホリエモンの本はほとんど中身がないので、パパパッと手軽に読めちゃいます。

ぜひ、僕が今回お伝えした”ホリエモン像”と同じ人間像が浮かび上がってくるのどうか、ご自身で検証してみても面白いかもしれませんね。

あとは引き続き、僕に書評して欲しい本&人物など募集していますので、ぜひぜひお気軽にこちらからご連絡いただければ嬉しいです。

面白そうなものがあれば、積極的に採用したいと思ってます。

それでは、また次回お会いしましょう。

以上、最後まで読んでくれてありがとうございました。

ホリエモンレビュー

ABOUTこの記事をかいた人

矢島秀人(ヒデ)

現代社会のあり方に疑問を感じて、最強のフリーターを志す。独自の手法「ブッダ∞アフィリエイト」を実践し、2011年以降”ほったらかし”で月収7ケタ超え。現在は海の町で暮らしながら、主にネットビジネス・企業コンサル・FX投資などを行い、個人ビジネスの究極形を追求している。何モノにも媚びず、己の腕一本で食っていける知識をシェアしよう。