1つだけ、約束してください。
この記事で書かれた『ノウハウ』を絶対に悪用しないで欲しいのです。
セールスライティングを極めると、お客さんを思うがままにコントロールできるようになります。
ある種、他人を『洗脳』することもできる、危険な状態に陥ってしまいます。
どうか、お客さんに『価値ある商品』を届けるためのツールとして、ご活用いただければ幸いです。
また、今回はランディングページの作り方について、前編・中編・後編の3回に分けて詳しくお伝えしていきます。
当記事をお読みいただいたあとは、中編、後編もご覧くださいね。
記事の目次
ランディングページに必要な構成要素
テンプレートの全体像
基本的に、以下の流れでページを作れば、しっかり売れるようになります。
全体像1
①キャッチコピー
②恐怖と痛み
③欲と願望
④ストーリー(自己紹介)
↑
当記事(前編)はここまで!
全体像2
⑤商品説明
⑥ブレット(ボレット)
⑦金額と理由
⑧特典
↑
『中編ページ』にて解説します!
全体像3
⑨保証
⑩限定性
⑪申込み
⑫追伸
↑
『後編ページ』にて解説します!
以上、12個のステップです。
販売する商品によって、多少前後しますが、お客さんが疑問を抱くタイミング、思考の流れに沿った順番になっています。
使用上の注意
このテンプレートを使用するうえで、注意点があります。
それは、あなたの売りたい商品だったり、参入する分野だったり、時代の流れだったり…。使用する状況によって、ベストな状態からずれてしまう可能性があるのです。
なので、単純に『穴埋め式』で作るのではなく、お客さんの思考の流れも併せて理解しておきましょう。
たとえば、各パートが、
- なぜ、このタイミングで出てくるのか?
- この要素が入っている目的って何だろう?
といった部分を、しっかり抑えておくことで、さらに完成度の高いページを作ることができます。
すべてのパート、順序に意味があるということを忘れないでください。
それを踏まえたうえで、各ステップについて細かく見ていきましょう。
各ステップの詳細
①キャッチコピーを作る。

まずは、キャッチコピーです。
ページの中で、最も重要な要素であり、お客さんはここで「読む価値があるかどうか?」を判断します。
ここでページを閉じられてしまうと、その後どんなに素晴らしいオファーがあっても、読んでもらえません。
すごく、もったいないです!
そのため、キャッチコピーで、相手を振り向かせ、聞く姿勢を持ってもらう必要があります。
とはいえ、路上のナンパを想像して欲しいのですが、突然知らない人に声を掛けても、誰も立ち止まってはくれませんよね?
それと一緒で、誰もあなたのページなんて読みたくありません…。
みんな、とっても忙しいんですよ。
そこで、まず話を聞いてもらうために、人を惹きつける魅力的な言葉だったり、相手の深い悩みだったり、得になりそうな話だったり…。
冒頭で”ガツン”とかますことで、自然と続きも読んでもらえます。
キャッチコピーを作成するうえで、ポイントは以下の5つ。
(1)ターゲットを絞る
(2)パターンを真似する
(3)最大のベネフィット
(4)具体的にする
(5)ニュース性
とても重要なので、それぞれの項目ごとに解説していきます。
(1)ターゲットを絞る
セールスライティングは、『一対一の対話』と同じです。
もちろん、多くの人にページを読んでもらう必要がありますが、基本的には自分の『ターゲット』にのみ響けばOK!
100人中99人に届かなかったとしても、気にすることはありません。
たった1人に、「私のこと!?」「俺のことじゃん!」と思ってもらえれば大成功です。不思議なもので、『特定の1人』に向けてコンテンツを作ったほうが、結果的により多くの人の心に刺さるページになるんですよね。
そのため、誰を助けたいのか、たった1人のお客さんを明確にしてください。
例えば、あなたが英語の教材を販売するとします。
現役のビジネスマンをターゲットにするなら、『出世』『キャリアアップ』『早朝・深夜レッスンOK』などの言葉が響くでしょう。
一方、同じ商品でも、大学生をターゲットにするなら、『低価格』『就職に有利』『旅先で友達ができる』といった訴求のほうが刺さるかもしれません。
また、同じサラリーマンでも、実用的なビジネス英語を身につけたい人と、TOEICで800点を目指している人でも、伝えるべきメッセージが変わってきます。
さらに、
- 大企業勤務なのか? 中小企業なのか?
- 英語は得意なのか? 苦手なのか?
- 学歴は高いのか? 低いのか?
- 年収は高いのか? 低いのか?
- 20代なのか? 40代なのか?
- 妻子持ちか? 独身なのか?
- 仕事人間? プライベート重視?
◆
◆
◆
どんどんターゲットを絞り込んでいくことで、より具体的な顧客像が浮かんできます。
そして最終的に、友人でも、同僚でも、フェイスブック上の友達でも構わないので、とにかく実在する人物に向けて、語りかけるように書いていくのがポイント。
あなたの友人が、目の前ですごく悩んでいて、相談に乗ったりアドバイスをしたりするのと同じ感覚です。
たった1人に響くものであればあるほど、リアリティが増し、反応率も高くなります。
英会話スクールも留学も不要!
1日20分で45日後には
海外ドラマを字幕なしで
楽しめるようになった方法を
すべてお伝えします。
(2)パターンを真似する
ここまで読んできて、
「どんな文言にすれば良いんだろう…」
「良いキャッチコピーが思いつかない!」
そう感じている人も多いでしょう。
でも、それはある意味当然のことです。最初から”スラスラ”と書ける人なんていないので、安心してください。
それよりも、まずは『真似すること』から始めてください。
以下は、かの有名なリクルート社に伝わる格言です。
- T:徹底
- T:的に
- P:パクって
- M:磨け!
最速で結果を出すためには、『上手くいっている人の真似をして、さらに磨きをかけなさい。』という意味です。
例えば、あなたがつい申し込んでしまった商品だったり、すでに結果の出ているサービスだったり、心に響いたフレーズだったり…。
そういうページを参考にして、自分の売りたい商品を当てはめて考えてみれば良いのです。
また、よく使われるパターンもいくつか載せておきますので、併せて参考にしてみてください。
①証言型
●●するだけで、〜になりました。
例)
英語が苦手な私でも…。
1日30分の●●学習をするだけで、
旅先でネイティブの友達ができました!
②質問型
●●の方法で、〜を解決できるって本当?
例)
英語が苦手な私でも…。
1日30分の●●学習法によって、
字幕なしで映画を見ることは
本当に可能なのか?
③提案型
●●で、〜する方法があるのですが…
例)
1日20分のスキマ時間で、
”英語耳”と”ネイティブに通じる発音”を
身につける方法があるのですが…。
④断定型
私に●●をください。そうすれば〜になります。
例)
秘密の●●メソッドを学んでください。
そうすれば、わずか45日間で、
英会話をマスターすることができます。
⑤限定型
●●で〜したいあなたへ
例)
鏡なんか見たくない…。
周りの視線が気になる…。
赤く腫れ上がる”大人ニキビ”で
悩んでいるあなたへ!
⑥教育型
●●するために〜する必要はありません。
例)
”流し聞き”では英語を
話せるようにはなりません!
⑦予言型
もし●●すれば、〜になります。
例)
もしあなたが、毎日20分間だけ、
●●を続けることができるなら、
45日後には英語が話せます!
(3)最大のベネフィット
ベネフィットとは、『商品を手に入れることで得られる未来のこと』。
ベネフィットを考えるときは、出てきたメリットに対して、『だから…』を付けてイメージしてください。
たとえば、英語教材であれば、「英語が話せるようになる」というのがメリットですよね。
だから…
- 字幕なしで映画を見ることができる。
- 海外旅行でネイティブの友達ができる。
- 外国人の女性と付き合うことができる。
- 外資系企業に就職・転職することができる。
- 社内で海外事業のリーダーに抜擢される。
- 社内で昇進し、給料と地位があがる。
- TOEICの点数が100点以上あがる。
- 同僚や友人、恋人から尊敬される。
ほかにも、ダイエットの商品でいえば、「痩せる」というのがメリットです。
だから…
- 自分を好きになれる。
- 自分に自信が持てる。
- 二の腕が◯cm細くなる。
- 海やプールで堂々と水着が着れる。
- 好きなファッションを選べるようになる。
- タンスの奥に封印されたスキニーパンツが履ける。
- 「前より綺麗になったね!」と言われるようになる。
◆
◆
◆
連想ゲームのような感じで、考えつく限りのベネフィットを書き出してみてください。
最低20個くらい出したら、その中で最も見込み客に響きそうなベネフィットをキャッチコピーに入れましょう。
できれば、直接お客さんにも話を聞いてみると、よりインパクトのあるコピーができますよ。
(4)具体的にする
セールスの場面では、『メリット』と『信憑性』のバランスが求められます。
メリットを強く言い過ぎると信憑性が薄れるし、逆に信憑性を強く言い過ぎるとメリットが薄れてしまいます…。
詳しくは、こちらのページでも解説していますので、ご一読ください。
つまり、
- 美味しい話ばかりしていると、疑われる。
- マジメな話ばかりしていると、飽きられる。
ってことです。
例えば、赤の他人から、凄く軽いノリで「絶対、儲かりまっせ!」みたいな話をされても、「こいつ、怪しいな…」って警戒するのが当然ですよね。
それと一緒で、セールスするときも、具体的な数字だったり、科学的な根拠だったり、過去の実績だったりを入れることで、しっかりと信用を積み上げていく必要があるのです。
基本的には、『数字』『固有名詞』『ベネフィット』を入れると、より具体性が強くなります。
例)
✕
売上げが急激に伸びたキャッチコピーの秘密!
◎
ネット初心者が
「たった1つのコツ」を知っただけで、
”3日間”という短期間に
登録率13.7%越えを達成した
キャッチコピーの秘密を教えます!
(5)ニュース性
新発売、新感覚、新食感など…お客さんは新しいものが大好きです。
そのため、ページを見た瞬間、「今までの商品と一緒じゃん!」「だったら●●のほうが良くない?」って思われたら終わり…。絶対に買ってもらえません。
そのため、キャッチコピーを考える際も、
- 今までの商品と違う部分はないか?
- 新しく表現することはできないか?
- まだ知られていない情報はないか?
といった感じで、独自のウリを考えていく必要があります。
そこで、覚えておいて欲しいんですが、
「トレンドは螺旋状に進化していく」
という考え方があります。
英語の教材を例にするなら、
・短期的(=楽なもの)
・中長期(=努力のいるもの)
両者の間で、揺れながら徐々に商品が進化していくイメージです。
例えば、”聞き流すだけでOK!”という文言で、お手軽な教材『スピードラーニング』が流行りましたよね。(プロゴルファー石川遼君がCMをしているヤツです…)
しかし、それがしばらく続くと、結果の出ない人たちが、
「聞き流すだけでは、話せない…。」
「やっぱり、ちゃんと勉強しなくちゃ!」
と不安を抱き始めます。
すると、そこから少し進化した『リスニング音声+スピーキング音声』の教材にお客が流れ出します。
しかし、またしばらくすると、みんな飽き始めて、
「所詮は、音声教材だよね…。」
「レッスン形式のほうがいいわ!」
という不満が出てきます。
すると、また少し進化した商品『オンライン英会話(スカイプ)』が現れて…。
◆
◆
◆
といった感じで、商品は”ぐるぐる”と螺旋状に進化を繰り返しながら、何度も同じところを行き来しているのです。
この流れが見えてくると、刺激的なキャッチコピーはもちろん、ヒット商品も生み出しやすくなります。
お客さんというのは、常に「新しい解決策、ノウハウはないかしら?」と探し続けています。
これは英語に限らず、ダイエット、健康、ファッション、ゲーム等など…。あらゆるジャンルで共通して言えることです。
あなたの売りたい商品に、今までの業界の常識と違う要素がないか、ぜひチェックしてみてください。
②恐怖、痛みを強調する。

(1)根源的な2つの欲求
冒頭キャッチコピーの部分で、
「これって私のこと?」
「やっと結果が出せるかも!」
といった具合に、お客さんの興味を惹きつけ、話を聞いてもらう体制まで持ってきました。
とはいえ、まだまだお客さんのテンションは低いです…。さらに興味を惹きつけ、がっちりと振り向いてもらう必要があります。
そこで、効果的なのが『人間の2つの欲求を刺激すること』。
①快楽を得たい(=得したい)
②苦痛を避けたい(=損したくない)
突き詰めると、人がお金を払ってまでモノを買う理由って、この2つ以外ありません。
それで、どっちが強いのかというと…、
断トツで『②苦痛を避けたい(=損をしたくない)』という欲です。
例えば、「●●をやれば、100万円稼げますよ!」と言われるのと、「✕✕をやらなければ、100万円失いますよ!」と言われるのでは、圧倒的に後者のほうが苦痛なんですよね。
なので、まずは『損したくない欲』から強調して、次に『得したい欲』を刺激していくほうが、より反応が取れるページになります。
なかには、「お客さんを怖がらせて集客するなんて、私にはできません!」と言う人もますが、ここでちゃんと伝えておかないと、最後まで読み進めてもらえません。
商品に絶対の自信があるなら、しっかり愛情を持って伝えてあげましょう。
(2)こんな魔の手が…
恐怖、痛みのパートでは、
「何もしなければ、こんな羽目に…」
「さらには、こんな魔の手が…」
といったテンションで、起こりうる恐怖だったり、すでに抱えている痛み、悩みだったりを刺激していきます。
なかでも、特に効果的なのが、”すでに問題が起こっている”ことを伝えること。
これから問題が起こるのではなく、すでに問題は起きていて、「そこにあなたも片足を突っ込んでいますよ!」と知らせてあげるのです。
そうすることで、お客さんに「自分のことだ…」「今すぐ動かないとマズい!」と気づいてもらいやすくなります。
例えば、タバコを吸っている人に、
「肺がんのリスクが高まりますよ。」
といくら説得しても、
「まだ先の話だから大丈夫でしょ!」
と聞く耳を持ってくれません…。
それよりも、
「レントゲンに白い影が映ってますよ!」
と言われるほうが、100倍ビビりますよね(汗)。
思わず、ポケットのタバコを全部捨ててしまうかもしれません……!
なので、あなたの商品を売る際も、以下の項目について考えてみてください。
・お客さんの抱えている痛みを10個書き出す。
・お客さんの感じている恐怖を10個書き出す。
・これから起こり得るリスクを10個書き出す。
その中で、最も響きそうな内容をページに盛り込んでいくことで、より反応率も高くなります。
③欲、願望を強調する。

(1)ビジョンを見せる
恐怖、痛みの次は、
”欲、願望”について書いていきます。
ここでは、先程とは逆に「快楽を得たい欲」を刺激していきます。
怖がらせて終わるのではなく、この先には希望があり、明るい未来が待っていることを伝えてください。
例えば、英語の教材であれば、
- 字幕なしで海外ドラマを楽しめる。
- 海外旅行でネイティブの友達ができる。
- 外国人の女性と付き合うことができる。
- 外資系企業に就職・転職することができる。
- 社内で海外事業のリーダーに抜擢される。
- 社内で昇進し、給料と地位があがる。
- TOEICの点数が100点以上あがる。
- 同僚や友人、恋人から尊敬される。
◆
◆
◆
などです。
(2)敵と解決策
ポイントは、明るい未来を見せながら、”敵と解決策”を入れること。
というのも、多くの人は、成功できない原因を、自分以外の何かのせい(=敵)にしたいと考えています。
例えば、環境だったり、才能だったり、他人だったり、商品だったり…。とにかく、今まで上手くいかなかった原因が『自分のせい』だと信じたくありません。
「自分の判断が間違っていた…。」と認めるのが恐いんです。
だから、
ダイエットであれば…
『運動もせず、毎日食べて
ばかりいるからでしょ!』
タバコの禁煙であれば…
『あなたの意思が弱いから、
辞められないだけじゃん!』
職場の悩みであれば…
『自分で選んだ会社でしょ?
嫌なら辞めればいいじゃん!』
こんな風に伝えたところで、
「いやいや、そんなの分かってるし!」
「分かってるけど、出来ないんだよ!」
と反論されるのがオチ…。
そうじゃなく、その敵を代弁してあげて、そのうえで解決策を示すことで、お客さんは素直に受け入れてくれます。
ざっくりと言えば、
今まで、あなたが成功できなかったのは●●のせいです。
決して、あなたのせいではありません。
しかし、●●さえ解決できれば、誰でも絶対に上手くいくのです。
私は、そのノウハウを知っています。
と、仮想敵を作って、本人以外の”何か”に責任を押し付けるイメージです。
例えば、英語の学習であれば、
成功を邪魔する”敵”は…
- 義務教育の教え方が根本的に間違っている。
- 日本人の骨格は英語の発音に向いてない。
- 難しい文法や単語を暗記しても意味がない。
- 『流し聞き』では話せるようにならない。
- 日本語とは周波数が違うので聞き取れない。
- 教える側の『指導力』に問題がある。
- そもそも、カリキュラム自体に無理がある。
◆
◆
◆
まぁ、色々ありますよね…。
そこで、あなたが優しく手を差し伸べ、成功まで導いてあげるのです。
決して、お客さんのせいにしてはいけません。
「あなたは、もう頑張っていますよね。伝わってますよ、それは。」っていう感じで書いてみてください。
(3)共感が大事
敵と解決策を示すときに、
大事なのが『共感と商品のマッチング』。
先述したとおり、
「結果が出ないのはお前のせいだ!」
「もうちょい気合入れてやったら?」
このような言い方をしたら、誰も付いてきてはくれません。
いくら正論を振りかざしたところで、ページを閉じられて、二度と戻ってはこないでしょう。
逆に、お客さんが「この人だけは、私のことを分かってくれる!」と感じたら、商品やサービスを購入してもらえます。
つまり、セールスするうえで、1番大事になるのが『共感』なんですよ。
よく考えて欲しいんですが、お客さんは、これまで数々の商品やノウハウを試して、その全てに失敗してきています。
だからこそ、あなたのページを熱心に読んでいるのです。
もし、すでに問題を解決しているなら、わざわざ読まなくてもいいし、商品だって必要ありませんよね?
今でも読んでいるってことは、悩みを抱えているってこと。
なので、まずはしっかり共感して、お客さんの気持ちを受け止めてください。
そのうえで、新たな解決策を示せば、より納得感を持ってページを読んでもらえるはずです。
④ストーリー(自己紹介)

(1)タイミングが重要
いったん、ここまでのお客さんの心理を整理しておきます。
①キャッチコピー
『えっ何これ? 今までダメだったけど、今度こそ上手くいくかも…。』
②恐怖、痛み
『放っておくと、こんな事になっちゃうのか。どうしよう…。』
③欲、願望
『でも、やればできそうな気がする。解決策も見えてきたぞ!』
そして、その後に浮かんでくるのが、
『でも、待てよ…。こんなに詳しい
あんたは一体、何物なんだ?』
という疑問です。
なので、このタイミングで自己紹介をしていきます。
伝えることは、以下のような項目。
・なぜ、その分野に詳しくなったのか?
・なぜ、商品を開発しようと思ったのか?
・今までの実績/経歴、表彰歴、創業してからの年数、雑誌の掲載履歴、取引実績の数、有名人の推薦、プロフィール写真、著書など…。
自己紹介するうえで、特に有効なのが『ストーリー』を使った手法です。
というのも、ずらずらと実績を並べるよりも、ストーリー調で語られたほうが、人は引き込まれるのです。
そして、共感もしてくれます。
「え?そんなこと言われたって、突然ストーリーなんて書けないよ!」と思うかもしれませんが、心配いりません。
基本的に、『日時』『場所』『人』のいずれかで書き始めれば、自然とストーリー化していきますので。
例えば、
【日時】
「1年前の私は…」と始めれば、
1年前に●●で✕✕しました。
とストーリーになってしまいます。
【場所】
「アメリカ西海岸で…」と始めれば、
西海岸で●●がありました。
と、これもストーリーになります。
【人】
「丸の内で働く由美は…」と始まっても、
由美が●●しました。
と、ストーリーになります。
特に文才はいらないし、誰でも簡単に書くことができるのです。
(2)神話の法則
もう1つ、自己紹介を書くためのヒントをお伝えしておきます。
世界的なベストセラー本『神話の法則』をご存知ですか?
ざっくり言うと、世界各地の神話を調べ尽くして、そのさまざまな物語に共通する要素をまとめて法則化したものです(すでに絶版本ですが…)。
この法則を使えば、人が面白いと感じたり、思わず引き込まれたりするストーリーが簡単に作れちゃいます。
有名なもので言えば、
スターウォーズ、マトリックス、ET、ジュラシックパーク、プリティウーマン、タイタニック、ターミネーター、ランボー、ロード・オブ・ザ・リング、バック・トゥ・ザ・フューチャー、羊たちの沈黙、美女と野獣、ライオンキング、もののけ姫、風の谷のナウシカ、千と千尋の神隠し、ワンピース、ドラゴンボール、デスノート等など…
名作のほとんどが、『神話の法則』をもとに作られているのです。
ちょっと話が逸れましたが、
『神話の法則』の大まかな流れは、
- どん底の人生(同じ境遇)
- チャレンジ、失敗の連続
- 成功のきっかけ
- 成功の連続
- 感動的なエンディング
以上、5ステップになっています。
基本的に、この流れに沿って自己紹介を書いていけば、自然と共感を生むストーリーが出来あがります。
なかでも、特に重要なのが『①どん底の人生(同じ境遇)』のパート。というのも、物語のスタートは、お客さんと同じ、あるいはちょっと悲惨なくらいの設定が望ましいです。
そこで、あなたが過酷な運命を乗り越え、成功するまでを描いたサクセスストーリーにすれば、読み手も感情移入しやすくなります。
お客さんの心理としては、「なるほどなぁ。この人は、こんな経験をしているから詳しいんだ。しかも、元々は俺と大して変わらない普通の人じゃんか…。これなら、自分にもできそうだ!」ってな感じです。
もちろん、事実に基づいたストーリーじゃないと信憑性に欠けるので、嘘は絶対にダメですよ。
あとは、『⑤感動的なエンディング』の部分だけ、セールス向きじゃないため若干変更を加えてください。
まとめると、最終的な神話の法則(ランディングページ版)はこんな感じ。
神話の法則【ランペ版】
- どん底の人生(同じ境遇)
- チャレンジ、失敗の連続
- 成功のきっかけ
- 成功の連続
- 成功を分析してノウハウ化
- 他の人に伝えたら成功(お客様の声)
- 次はあなたの番です
上記ステップに、自分の人生を当てはめて、読み手が頭の中でイメージしやすいよう書いていきます。
なかには、「私の人生には、そんなドラマチックな物語なんてないよ…。」と思われる方もいるでしょうが、そんな訳ありません。
どんな人生にも必ずストーリーがあるし、商品の開発過程において何かしらの苦労も経験しているはずです。
それでも、どうしてもイメージが湧かない場合は、昔NHKで放送されていた『プロジェクトX~挑戦者たち~』を観てみると良いでしょう。
何度も大きな壁にぶち当たりながら、そこから奇跡的にプロジェクトを成功させていく人間ドラマは、とても参考になりますよ。
ぜひ、『神話の法則』を活用して、読み手の共感を呼ぶような自己紹介(あるいは商品紹介)を作ってみてください。
最後に
いかがでしたか?
今回は、
①キャッチコピー
②恐怖と痛み
③欲と願望
④ストーリー
以上、ランディングページの前半部分について詳しくお伝えしました。
ちょっと長くなってしまったので、
「頭がいっぱいだ…。」
「パンクしちゃいそう!」
という人もいるかもしれません。
ですが、一番大事なことは、『お客さんをよく知ること』。ぶっちゃけ、最後はテクニックなんかどうでもいいんですよ…。
どんなに優れたライターでも、相手の気持ちを理解できていなければ、良い文章を書くことはできません。
お客さんのことを、友人や家族のように想い、しっかり愛情を持って伝えていくことが何よりも重要です。
その気持ちさえあれば、多少流れがおかしくなろうが、途中で抜け落ちている部分があろうが、きっと想いは伝わります。
逆に、相手を想う気持ちが欠けていれば、どんなにテクニックを駆使しようが、お客さんの心には届かないでしょう…。
たとえ、100人中99人に伝わらなくても構いません。あなたが救いたい『たった1人』に向けて、全力で取り組んでみてください。
また次回は、
⑤商品説明
⑥ブレット(ボレット)
⑦金額と理由
⑧特典
以上、4つのパーツについて詳しく解説していきます。
なお『中編』については、こちらのページからお読みいただけます。合わせてチェックしてみてくださいね♪