どうも、矢島ヒデです。
前回の記事では、プロフィールの重要性について詳しくお伝えしました。
まだ読まれてない方は、こちらの記事から読んでもらえると、より理解も深まると思います。
で、前回もお伝えした通り、ブログを運営しているなら、プロフィールは絶対に準備しておくべき。
そのストーリーを持っておくだけで、これから発信する言葉一つ一つに”エネルギー”が宿りやすくなるんですよ。
もちろん、最初から完璧に仕上げる必要はないし、とりあえず簡単なもので構いません。
いったん手を動かして準備し、そこから少しずつブラッシュアップしていったほうが、クオリティと完成度は確実に高まるでしょう。
ひとまずは、この記事で解説しているやり方を参考にしながら、魅力的なプロフィールを作ってみて欲しいと思います。

記事の目次
プロフィール記事を書くときに気をつけるべき3つのこと
①全体像を把握する

プロフィールを書くうえで、一番意識すべきポイントは、
「この人なら、自分が求めている理想世界に連れてってくれる!」
「もしかしたら、私の世界観を広げてくれるかもしれない!」
と、読み手に感じてもらえるような構成にすること。
そのためには、”平凡な日常世界から理想世界へ向かっていく”ようなストーリを設定して、その過程に何らかの可能性を抱いてもらう必要があります(上図参照)。
例えば、凄くわかりやすく言えば、

みたいな(笑)
こういう露骨なストーリーってよく目にすると思うんですが、これもあえて『障壁』を作ることで、そこから大逆転するような見せ方をしているんですよね。
もちろん、ここまで白々しく書く必要はないですけど^^;
でも、理想の未来へ辿り着くためには、必ず『障壁(試練)』というものを設定して、そこを乗り越えるには「私のコンテンツが必要なんですよ!」という流れでプロフィールを書いていけば、自然と最後まで読んでもらいやすくなります。
で、ここで重要なのが、ちゃんと理想の未来を提示してあげて、「そこに向けて一緒に進んでいこう!」という打ち出し方をすること。
いわゆる、理念ってヤツですよね。
理念を掲げることで、読み手も共感し、自然と人が集まりだします。そして、その際は”一緒にコミュニティを作っていく”ということを強く意識してみてください。
これが、プロフィールを書くうえでの一番のコツです。
また、理念の作り方については、この先で詳しく解説するので、とりあえずは「こういうストーリーに人は感化されやすいんだなぁ」ということだけ押さえておきましょう。

②「闇から光へ」を意識する
先述したとおり、プロフィールを書くうえで一番意識すべきなのが、
「この人なら、自分が求めている理想世界に連れてってくれる!」
と、読み手に思ってもらえるような構成にすること。
そのためには、闇の中に『光』が差し込むようなイメージを持って書くことが大切です。
中には、これを聞いて「わざわざ闇なんて作る必要あるの?」と疑問に思われる方もいるかもしれません。
しかし、あえて闇を見せることで、光のパートがより際立つのです。
先ほどの例でいえば、
●借金でどん底だった私=「闇」
↓
●借金を完済して大成功=「光」
ってな感じ。
これはプロフィールに限らず、通常のブログ記事やメルマガ、セールスレターを書く際にも意識しておくと良いでしょう。
というのも、多くの読者さんは”平凡なプロフィール”には興味がありません。
まぁ、昨今の人気ブロガーやインフルエンサーを見たらよく分かると思うんですけど、全員に共通しているのが普通じゃなく面白いこと。
インパクトがあるし、どこかクレイジーな匂いもする。
なかには、日常生活をごくごく普通に送っているように見える人気ブロガーもいますが、何かしら人とは違う要素を兼ね備えています。
例えば、ざっくりとこんな感じ。
・切り口が独特
・言い回しがユニーク
・価値観がぶっ飛んでる
・生き方がオリジナル
ちょっと誤解を招きそうな言い方ですが、基本的にインパクトがないと人は集まってきません。
相手から共感してもらうだけではダメで、そこから一歩踏み込んだ尊敬だったり、信頼だったり、感嘆だったり…。
そういうポジティブな感情を獲得していかなければ、中々ファンになってはくれないんですよね。
そこで求められるのが、『闇から光へ!』を意識すること。
例えば、富士山に登ったことがある人ならなんとなく分かると思いますが、頂上で光がパーっと照らされた瞬間、目の前の闇が全て消え去り、そこに美しい世界が広がります。
まさに、あの感じですよね。
真っ暗な闇があって、そこにキラキラっと光が舞い降りてくるようなイメージ。
記憶を辿りながら淡々と書くのではなく、映像を見せるように書くとより伝わりやすくなります。
それこそ映画なんかでも、特殊な効果音、スポットライトの充て方、絶妙なカメラワーク等など、場面に応じて脚色を入れてるじゃないですか。
それと同じで、リアルな出来事に多少の『演出』を加えることで、自分が今まで生きてきた平凡なストーリーも、一転してドラマチックに描けるのです。
もちろん、決してウソを書いてはいけませんよ。
ただ事実を淡々と伝えるだけでは面白くならない。
あえて闇の部分も見せることで、
「この人って、壮絶な過去を乗り越えてきたんだ!」
「こんな逆境に打ち勝つなんてスゴい…」
と、後光が差すような印象を与えることができます。
言うなれば、日常世界に”光”が差し込んだ風の文章に見えるんですよね。
とても大事なので、ここは必ず意識して欲しいと思います。

あ、でもウソは絶対NGですよ!
③道筋を明確にする
次に重要なのが、ゴール(=理想世界)までの道筋を明確にすること。
例えば、「−5kgを達成して綺麗になる!」という理想世界を設定した場合、日常世界はダイエットなんかせず、今まで通りダラダラと過ごす人生になりますよね。
そう考えたとき、ダイエットで成功したあとの世界を語るだけでは、相手には伝わりません。
なぜなら、それを語るだけ語ったところで、
「じゃぁ、どうしたら成功できるのか?」
「そこまで到達するにはどうすればいいのか?」
という部分を、読み手が明確にイメージできず、共感することができないからです。

ってな感じで、誰も付いてきてはくれないでしょう。
そこで重要になるのが、「どうしたらいいの?」という疑問にしっかりと答えてあげて、具体的にイメージさせること。
で、そのためには『障壁(=原因)』を1つに絞ることが大切です。
実際は、他にも問題があるかもしれませんが、「一番の原因は◯◯ですよ!」といった感じで、まずは1つに絞ることで進むべき道筋がクリアになります。
それにより、

と、共感してもらいやすくなるのです。
ただし、あまりセールス色が強くならないように注意してください。あくまで、ここで説明している内容を頭に入れて、あとは好き勝手に書き殴ってみる。
それくらいのテンションで書いたほうが、より伝わりやすいプロフィールになるはずです。
確実に読者が増える!プロフィールの最強テンプレート

実際に、ここまでの話を参考にしながらプロフィールを書いてみましょう。
そのとき、以下7つの項目を紙に一旦書き出しておくと、よりスムーズに進めることができます。
①目指している理想の世界は?
まず最初に、あなたの目指している理想の世界を定めてください。
その際は、以下の3つが繋がっている世界を考えてみて欲しいと思います。
・世界(社会、業界)の理想
・相手(コミュニティ)の理想
・自分(ライフスタイル)の理想
例えば、
「経済的な自由を達成してセミリタイアするぞ!」
と、自分の理想を掲げたとしますよね。
巷の人気ブロガーとかにも、まぁまぁこういう人って多いんですけど。
でも、それが本当に「この世界の役に立っているのか?」という観点から、もう一度じっくり考えてみて欲しいんです。
どういうことかというと、もし仮に全ての人間がセミリタイアした場合、究極的には誰も働かなくなっちゃいますよね…。
では、

というと、恐らく違ったりするわけですよ。
そう考えると、セミリタイアすることは、「もしかすると、自分の理想ではないのかなぁ…」と、なんとなく見えてきます。
で、もっと分かりやすく言えば、
・業界がどんな風になってほしいのか?(=世界の理想) ・どんな人が増えて欲しいのか?(=相手の理想) ・そのために自分ができることは何なのか?(=自分の理想)
これら全てが重なり合うようなところを探ってみるってこと。
そうすると、自分が目指している世界がボヤっとでも見えてくるはずです。
そして、これが俗にいう”理念”と呼ばれるものなのです。
あるいは、今の仕事や業界、世界に対する憂いから考えてみるのも1つ。理念や志なんて、大抵は嘆きから生まれてくるものだからです。
他にも、業界に対する憤り、怒り、愚痴等など…。そういったネガティブな感情の逆側に、目指している理想世界が隠れていたりします。
もちろん、最初は『仮決め』でも構いません。そもそも、理念なんてものは早々簡単に決まるものではないですからね。
大まかな方向性だけ決めて、あとは走りながら何度もブラッシュアップしていく。
あまり難しく考えず、まずは「こんなもんかなぁ」程度で、あなたの目指している理想の世界を打ち立ててみてください。
②①を妨げるものは何か?
次に、あなたが理想世界を目指すうえで「最大の障壁」になっているものは何なのかを考えてみましょう。
要は、自分の邪魔をしてくるものであり、それというのは社会の悪しき慣習だったり、世間に蔓延る一般常識であったり、あるいは過去のダメだった自分であったりもするんですよね。
例えば、『株で稼いで自由になろう!』という理想世界があったとしましょう。
その時に、それを妨げるものは、
・投資は怖いもの
・株=ギャンブル
・お金の話は汚い
といった、幼いころに親から受けてきた教育や、これまでに染み付いた固定概念なんかが邪魔をします。

そして、これが図で言うところの『障壁(=アンチテーゼ)』。
先述したとおり、この障壁を乗り越えるためには、「◯◯が必要なんですよ!」と示してあげるようなプロフィールを作ることが望ましいです。


それは、さらに高次元へ進むために必要不可欠なものです。
例えば、サラリーマンという生き方を完全否定してしまうと、それ以外の生き方しか認められなくなってしまう…。
まぁ、そういう情報発信をしている人もいるとは思うんですが。
でも、それって凄く排他的ですよね。
一方を排除して、一方だけ受け入れるというのは、ちょっと激しい言い方をすれば『共産主義的』。
行き過ぎると、自分たちが考える理想国家以外のイデオロギーを持ったものは、全員排除するみたいな危険思想につながってしまいます。
なので、決して否定するのではなく、全てを『融合』するというイメージを忘れないでください。
③なぜ、今の活動をしているの?
次に、あなたは「なぜ、今の活動をしているのか?」ということを考えてみましょう。
その際に、以下3つの質問に答えてみてください。
①自分がもっとも輝いている時は?
②それを何かに例えるとしたら?
③今やっていることを一言で表すなら?
他にも、相手がキラキラ輝いて笑顔になってくれたとき、自分の顔も自然とゆるんで笑顔になり、なんだか幸せな気分になれるなぁという方もいるかもしれません。
で、そういう部分にこそ『光』となるヒントが眠っています。
だから、それを一旦言語化して、さらに別の言い方に変えて再定義してみる。
もし、お客さんから「ありがとう!」と言われたときに喜びを感じるとするなら、
・なぜ、お客さんから感謝されると嬉しいのか?
・今の活動を通して、人の笑顔ってどうやったら作れるだろう?
・自分が一番望む形で、周りを笑顔にできる仕事って何だろう?
と、何度も自問しながら深掘りしてみて欲しいんです。
そうすることで、「なぜ自分は今の仕事をしていて、どんなときに喜びを感じられるんだろう?」ってことが少しずつ見えてくるはずです。
逆に、どうしても今の仕事に喜びや幸せを感じられないという方は、それは「エネルギーの源泉」にそぐわない活動をしているからかもしれません。
エネルギーの源泉とは、一言でいえば”自分が心の奥底から求めているもの”。
時間を忘れるほど没頭できて、それをすることがただ単純に楽しい。心が喜びまくって、勝手にエネルギーがみなぎってくる。
これを、エネルギーの源泉と言います。
で、これにそぐわない活動をしていると、何をやっても上手くいかない。
どんどんエネルギーが奪われ、すぐに疲れちゃいます。
だから、嫌々仕事をして、毎日「辛い、辞めたい!」と嘆いているような人は、完全に自分のエネルギーの源泉とは異なる活動をしちゃっているわけです。
そういう場合は、今までの人生のなかで、
「この作業をしていると凄い没頭できるなぁ。」
「これやるとエネルギーが上がるんだよなぁ。」
という瞬間を、もう一度考えてみて欲しいと思います。
きっと、そこに何か『光』となるヒントが隠れているはずです。

④イメージしやすいラベルを貼るなら?
ここでは先に述べた、
・未来A(=理想世界)
・未来B(=過去の延長線)
それぞれに名前を付けてください。
要は、その2つの世界を、読み手にイメージしてもらえるような書き方をするってことです。
例えば、「FX投資で稼いで自由になる!」という理想世界を掲げたならば、それを叶えた先で「どのような生活が待っているのか?」を連想させるような文章を書いていく必要があります。
一方で、投資をやらないままの人生はどうなっていくのか。そこにも、具体的にイメージしやすいラベルを貼り付けてみてください。
ここでも、あえて『光と闇』を分かりやすい形で見せてあげる。
今と同じ生活を続けた場合、確実に訪れるであろう未来像を描くことで、より訴求力の高いメッセージになるのです。
⑤今の活動が広まったら世界はどうなるのか?
これは、”究極のゴール”のことです。
例えば、投資系のブログをやっているのであれば、
・その場合、世界はどのように良くなっていくのか?
この辺りのことを深掘りしながら考えてみてください。
ざっくりと言うと、
「私の活動が広まり、◯◯みたいな人が増えていって、それにより世界が良くなっていく。そういう☆☆な世界を私は目指しています!」
てな感じですよね。
そして、人はこの広がりに『光』を感じるものなのです。
そういう意味でも、
「自分はどんな物語の中にいて、これからどこに向かっていくのか?」
という部分は、ボンヤリとでも押さえておくと良いでしょう。
それにより、今まで以上にブレない生き方ができるし、あなた自身の人生もより良い方向へ進んでいくはずです。
ちなみに、こういう言い方をすると、そのままクソ真面目に「私の活動によって世界が良くなりますよ!」って、どストレートに書いちゃう人も結構多いんですけど(笑)。
別に、そう言えってことじゃないですよ。
あくまで、コンテンツの中に”そういう要素”を含ませて書きましょう、ってこと。
ぜひ、この辺りを意識しながら書いてみて欲しいと思います。
⑥読み手に起こしてほしいアクションは?
プロフィール記事の役割とは、


といった感じで、登録、返信、口コミ、来店、紹介、購入等など…。
最終的に、何らかのアクションを起こしてもらうことが目的です。
なので、「◯◯して欲しい!」という具体的なアクションプランを最後に伝えてあげなければいけません。
例えば、
「メルマガもやっているんで、ぜひ良かったら登録してください。」
「他にも役立つ記事を書いているので、ぜひ併せて読んでみてください。」
「最近◯◯という企画を立ち上げたので、良かったらご参加ください。」
みたいな感じで。
ごく自然な流れで、メルマガの登録を促したり、他の記事も読んでみたいと思わせるような構成にしたり、あるいはどうしても読んで欲しい記事へ誘導したり…。
ブログの目的に沿って、プロフィール記事の出口を用意してみてください。
⑦以上、まとめてキャッチコピーを作るなら?
最後に①〜⑥までの情報をまとめて、一言でギュッと凝縮して表現してみましょう。
これが、俗にいう”理念”になります。
昨今のブロガーでいえば、
・好きなことを仕事にしよう!
・自由を掴んでセミリタイアしよう!
・あなたの人生をマネタイズ化しよう!
的な、アレですよね。
まぁ、結局はみんな「自由を掴む!」みたいな、ありきたりなところで落ち着いてしまうのは仕方ないんですけど。
でも、そのうえで①〜⑥まで作ったストーリーがあれば、たとえ似たような表現でも、その一言に宿ってくる情報量は明らかに変わってきます。
その言葉に、エネルギーや背景みたいなものが”ポン”と載っかってくるんですよね。
そういう意味でも、まずはこの書き方でしっかりとプロフィールを作ってみて欲しいと思います。
最後に

今回解説したポイントを押さえたうえで、自分なりに全力で書いてみてください。
ガチガチに型にはめるよりも、等身大のまま書いたほうが、セールス色の強くない魅力的なプロフィールにもなりやすいと思うんで。
あとは心を込めて、自分の想いを誠心誠意伝えれば、必ず相手にも理解してもらえるはずです。
また、一度プロフィールを作っておけば、
「私はこういう物語を経て、今ここに立っているんだ!」
という感覚が芽生え、言葉の節々にもメッセージ性が宿りやすくなります。
一見、バラバラに見える出来事が1つにつながったとき、過去の自分・現在の自分・未来の自分との『一体感』が生まれるんですよね。
そして、それが今後の情報発信全ての”コア”になってくるのです。
同じ言葉を発していても破壊力が増しますし、影響力も段違いに変わってくるので、より多くの人を感化することができるでしょう。
ぜひ、面倒臭がらず書いてみて欲しいなぁと思います。
それでは、今日はこの辺で。
以上、最後まで読んでくれてありがとうございます。