どうも、矢島ヒデです。
最近ブログやメルマガの読者さんから、
「どんなビジネスを展開していけばいいのか分からない」
「Googleのアップデートの影響でどんどん売上が落ちている」
「今後、個人メディアはどうやって生き延びていけばいいのか?」
といった悩みを相談されることが増えてきました。
ここ数年で、大企業が運営するオウンドメディアは一気に増え、この先も”検索順位争い”がどんどんと激化していくことは間違いないでしょう。
特に、Googleの検索エンジン経由でお客さんを集め、ブログやアフィリエイトで稼いでいる個人にとっては死活問題。
今後どうすべきかと迷われている方も多いはずです。
そこで今回は、資本力のない個人が大企業に打ち勝つための”メディア戦略”について提唱し、より効率良く収益化していくための方法について解説していきます。
現在、「ネットで情報発信しているものの中々売上に繋がらない」「今やっている活動にやりがいを見い出せない」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

記事の目次
2018年以降、ネットビジネス業界予測
私の経歴について
初めての方も多いと思うので、簡単に僕の経歴について紹介しておきます。
僕がネットビジネスを始めたのは、今から約7年前の2011年頃。
当時は宮城県に住んでおり、東日本大震災の影響をモロに受けました。
そこで、「たった一度の人生、やりたいことをやろう!」「国や会社に依存して生きるのは危険だ!」という想いが強くなり、勢いだけで起業に踏み切ったのがキッカケです。

起業後はトントン拍子に稼げるようになり、今では時間や場所に縛られることもなく、理想的なライフスタイルを手に入れることができています。
で、起業当初に何をしたのかというと、ずばり『物販アフィリエイト』。
アフィリエイトとは、自分のメディアで他社商品(サービス)を宣伝して、その商品が売れると紹介料が支払われる仕組みです。

①サイトのテーマを決める
↓
②テーマに合った記事を外注する
↓
③アフィリエイト広告を貼る
↓
④報酬GET!
上記の流れでサイトを量産し、今でも”ほったらかし”で月数十万円稼ぐようなサイトを多数保有しています。
当時は、ライバルも非常に少なく、ジャンル選びさえ間違えなければ簡単に大金を稼ぐことができました。
ほかにも、今ではアフィリエイトで培ったマーケティングスキルを活かして企業コンサルをしたり、ビジネスで得たお金をFX投資で運用したり、自社商品を作ってネットで販売したり・・・。
自分で言うのもアレですが、わりとお金を稼ぐのは得意なほうであると自負しております。
今後の方向性について
でね、ここで何が言いたいのかというと、僕がアフィリエイトに参入した数年前までは、ライバルも非常に少なく、ただ単純に『お役立ち情報』さえ書いていれば十分に収益化することが可能だったんですよね。
だけど徐々にGoogleのアルゴリズムの進歩や時代の流れも後押ししたことで、段々とそれだけでは稼ぐことが難しくなってきました。
ここ数年で小手先のテクニックはほとんど通用しなくなり、今後もライバルたちと『機能的価値』のみで勝負していこうとすると、最終的にはジリ貧になってしまうのです。
機能的価値とは、一言でいえば”役に立つかどうか”。例えば、ブログでいえば「役に立つ」「わかりやすい」「記事数が多い」「ノウハウが豊富」等など…。これらの要素を兼ね備えたブログは機能的価値が高いと言えます。
このような”スペック重視型”の戦略は、豊富な資本を持つ大企業が得意とするやり方です。
何の個性もない、のっぺらぼうなコンテンツをお金の力だけで大量生産する。そんな退屈な仕事は大手に任せておけばいいじゃないですか(笑)。
逆に、今後小さな個人メディアで生き残っていくためには、機能的価値による差別化には早々と見切りをつけ、独自の個性や主張、キャラを全面に出していく必要があります。
これからは、いかに役立つ情報を発信するのかよりも、「誰が喋るのか?」「誰が運営しているのか?」という部分に重きが置かれるフェーズに入っていくのです。
この辺の細かい事情は、以下の記事で詳しく書いているので併せて参考にしてみてください。
企業サイトが強い今、個人メディアが生き残るための戦略

では、今後どんなメディアを作っていけばいいのでしょうか。
再現性100%、誰でもできるビジネスモデルとまでは言いませんが^^;
以下で、非常に取り入れやすいエッセンスを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそも、ネットビジネスとは?
ネットビジネスとは、
「人を集めて、何かを売る」
一言でいえば、それだけですよね。
例えば、下記のようなマネタイズ方法があります。
・自分の商品を売る
・アフィリエイトをする
・アドセンス広告を貼る
・オンラインサロンを売る
・セミナーや講座を売る
・コンサルサービスを売る
・有料noteや書籍を売る
・スポンサー広告を獲得する
・クラファンでお金を集める
検索エンジンやSNSを活用して集客さえできれば、収益を発生させるポイントはいくらでも作れるのが最大のメリットです。
過去のビジネスモデル
今まで僕自身も色んなやり方を試してきたわけですが、ネットで最も効率良く稼げる手法の一つに『指導者型のビジネスモデル』が挙げられます。
これは物凄いカリスマ性を持った人物が、

というスタンスで、下の者からお金を吸い上げる。
いわゆる、『ピラミッド型(トップダウン型)』のビジネスモデルです。
これは、かなり前から高額塾や情報商材を販売するインフォ業界で流行っていた手法ですが、今のブロガー界隈でも全く同じ構図が出来あがっています。
例えば、有名なイケハヤにしても、はあちゅうにしても、マナブにしても・・・。
(昨今、指導者型のブロガーがTwitter界隈でわんさか増殖中です。)
上記で挙げたような、凄くキャラクターが強く、魅力的な発信をしているインフルエンサーの多くは、インフォ業界と同様”ピラミッド型”のビジネスモデルを構築していると言えます。

ぶっちゃけ、再現性ゼロなんですよ。
その本人に、圧倒的な情報発信力、カリスマ性、人間的なパワーがなければ、この仕組みは100%成り立ちません。
指導者に魅力がなければ人は集まってきませんし、そもそも我々凡人にはスタートすることすら不可能。
何も知らない初心者が、彼らのビジネスモデルを真似しようと思っても、


と、途中で挫折してしまうのがオチです。
大前提として、全ての『ノウハウ』や『メソッド』というのは、ある条件下でしか成立しないようにできています。
僕らっていうのは、基本的に『テクニック』や『裏技』みたいなものが大好きです。
これらの誘惑は非常に強いですが、それらはあくまで”限定的なもの”なんだってことをしっかりと認識しなければいけません。
環境や条件が変われば、そのノウハウは何の役にも立たないにも関わらず、それを全面的に信頼して身を委ねてしまうと、結果的に遠回りになることも大いにあるのです。
新時代のビジネスモデル
そこで、僕が提唱したいのが”コミュニティ型”のビジネスモデルです。
上から下へ教える”トップダウン型”ではなく、それ以上に『横の繋がり』を大事にする関係性の中で成り立つ仕組み。
いわゆる、チーム戦ですよね。
草野球チームを作ったり、大学のサークルを作ったりする感じで、友達を気軽に誘うようなテンションで人を集めていく。
ゴリゴリの営業をかける必要なんてありません。
単純に、ネット上でリアルな人間関係を築いていけばいいだけです。

例えるなら、漫画『ワンピース』のようなイメージ。
何かしらの旗を掲げて、
「この指と〜まれ!」
みたいなノリで、人を集めていく。
先述したような、教祖的なカリスマ性によって集客するのではなく、
「みんなでこんな世界を創ろうぜ!」
という理念を掲げて、同じ方向を見ながら一緒に歩む仲間たちとビジネスを作っていく。
別に、自分自身に特別な才能やスキルがなくても構いません。それぞれが得意なものを持ち寄り、結果的にチーム全体で成長していけばいいからです。
実際、ワンピースでもそうですよね?
ルフィーが船長ではありますが、彼らは決してトップダウン型の組織ではありません。誰が偉いとかではなく、フラットな関係性の中で成り立っています。
料理ができないルフィーの代わりにサンジがいて、医者が必要だからチョッパーがいて、航海士として奈美がいて…といった感じで、1人じゃ実現出来ないこともみんなで助け合う。
もちろん自分自身がリーダーになることもできるし、あるいは自分自身がフォロワーとしてコミュニティに参加することもできる。
一人ひとりが強みを持ち寄り、弱みを補い合っていけるモデルです。
そして、チーム全員が集まって、そのエネルギーをコミュニティの真ん中にどんどんとプールしていきます。
そうすることで、エネルギーが効率よく循環して、個人の力を凌駕するような『創発効果(=シナジー)』が生まれやすくなるのです。
とても燃費の良いビジネスモデルだと言えます。

なぜ、コミュニティ型のビジネスを構築すべきなのか?
コミニティ=価値
今後はリーダーのカリスマ性よりも、リーダーとフォロワーとの関係性に憧れを持たれる時代になっていくはずです。
「ルフィとゾロの関係ってうらやましいな」
「私もこのチームに入りたい!」
と、人との関係性やコミュニティそのものに価値が生まれ、それ自体が一つのコンテンツになるのです。
だから、ブログをやるにしても、アフィリをやるにしても、メルマガをやるにしても、何かしらのコミュニティ的な要素を取り入れることが重要になってきます。
例えば、読者のコメントそのものがコンテンツになったり、お客さんが勝手にSNSで紹介してくれたり、友達にLINEを送るような感じでメルマガを書いたり、みんなで一緒にビジネスを盛り上げていくようなイメージです。
ほかにも、「今週末、読書会をやりませんか?」「たまには懇親会で盛り上がりましょうよ!」みたいなノリで、勉強会やワークショップのようなイベントを開催するのも全然あり。
そこで、集まってくれた人達と一緒にサービスや企画を練り、さらにまた新しい人々を呼んでくる。
単純ですが、やり方次第では立派なビジネスとして成長させていける手法なのです。

シナジーが生まれる仕組み
コミュニティ型ビジネスの場合、社会的にみれば「役立たず」「落ちこぼれ」「負け組」と言われるような人でも、何かしら”居場所”が見つかります。
例えば、飲食店を開業するにしても、店舗の内装を設計したり、看板をデザインしたり。単に料理を作る以外にも、注文を取るウェイター、店舗の売上を管理するマネージャー、皿洗いや掃除をする新人アルバイト等など・・・。
案外やるべき仕事ってたくさんあるんですよね。
これは、ネットビジネスでも同じこと。
しかも、ネットであれば物理的な制限を持たないぶん、よりコミュニティの運営は容易になります。

ダイレクトに役立つスキルと言えば、
・企画の立案
・予算の管理
・執筆
・写真の撮影
・動画の撮影
・広告運用
・インタビュー
・取材
・営業
・デザイン
・プロモーション
・プログラミング
◆
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◆
ざっと考えただけでも、色々あげられます。
他にも、情報発信のネタでいえば、
・ビジネス
・投資
・恋愛
・ナンパ
・子育て
・節約
・心理学
・哲学
・歴史
・スポーツ
・ファッション
・アウトドア
・音楽
・エンタメ
・ペット
・健康
◆
◆
◆
無数にあるジャンルの中から、それぞれが興味のある分野について持ち合えば、十分な収益を生み出すことが可能です。
だから、そこは単純な足し算ではないんですよ。
1人のパワーは「1」にしかなりませんが、10人集まれば「100倍」「1,000倍」のエネルギーを引き出す可能性すら秘めている。
これがシナジー効果であり、コミュニティ型ビジネスの最大の強みだと言えます。
バイラルを起こす

バイラルとは、情報が口コミで拡散していくことを表すマーケティング用語。
コミュニティ型ビジネスに取り組むことで、既存のお客さんが新規のお客さんを連れてくるような仕組み(=バイラル)を作ることも可能です。
これは商人道にも通ずる考え方なのですが、創業100年を超える日本の老舗企業の多くは、この仕組みを上手く活用することで息の長い商売を続けてきました。
例えば、江戸時代の呉服屋さんで言えば、お得意さんが「あなたの店は本当に素晴らしいわ!」と言って、近所のお友達に紹介するということが日常茶飯事だったそう。
これは、ネットビジネスでも一緒です。
良いコンテンツさえ作り続けていれば、『他力』によって勝手に人が集まってくる仕組みを構築できるのです。
そのためにも、人を成長させ、世の中をポジティブにするコンテンツであることが大前提。さらに、本人がそのビジネスに完全に”コミットメント”していることが重要です。
【コミットメント】
コミットメントとは、「かかわりあうこと」「ゆだねること」「委託」「委任」、また「公約」「誓約」「約束」などを意味します。つまり、責任をもって関わること、責任をもって関わることを明言すること、責任を伴う約束をさします。
例えば、オンラインサロンや有料noteを販売するにしても、自分自身が満足いくものでなければ他人に紹介しようとは思わないし、ましてや友達を招待しようなんて絶対に思いませんよね。
特に、SNSが当たり前になったこのご時世、本当に良いものであれば勝手にみんなが拡散してくれます。
これが『他力』が働いている状態です。
この状態に持っていくためには、ネットで何かを売る際は、絶対に相手が喜ぶ。自分の活動が、どう考えても世の中の役に立っているという確信を持ったうえで、サービスを提供する必要があります。
商人道の基本は、「売り手よし、買い手よし、世間よし」の三方良し。

ネットビジネスで大きな成功を収めるには?

どんな仕事でも共通して言えることですが、
まずは与えること、
先にギブしなければ稼げません。
当然ですが、初対面の人にいきなり、
「お金ください!」
と頼み込んでも、そんなお願い聞いてもらえるはずないですよね^^;
それと一緒で、相手に価値を提供しない限り、お金を得ることはできません。
だから、まずは『コンテンツ(=商品)』を準備すること。
いくらお金が欲しくても、最終的に何らかのコンテンツを提供しない限り、お金は入ってきませんから、兎にも角にもコンテンツを作る以外に道はありません。
まずは、練習がてらブログを立ち上げるでも良いし、コミュニティ作りのメルマガを書くでも良いし、売るための商品作りから始めてもいい。
ただし、アフィリエイトやメディア運営に取り組むのであれば、ある程度アクセスが集まるまでは『無給』で働くくらいの覚悟は必要です。

そこを乗り越えるためにも、一旦”目先の利益”について考えることをやめてみるのも一つ。
それよりも、
・仕事そのものに没頭する
・相手が喜ぶことをする
・とにかく与えまくる
という部分に完全フォーカスする。
まずは、徹底して相手に尽くすことだけ考えていれば、勝手に収入なんてハネ上がっていくんですよね。
これは、わりとマジな話です。
そもそも、自分の懐を温めることだけを考えてビジネスをやっても絶対に上手くいかない。もちろん、僕だって「自己犠牲こそが美しい!」なんて綺麗事はサラサラ言うつもりはありませんよ。
かくいう僕も、たくさんお金を稼ぎたいと思っているし、それこそ欲の塊のような人間だからです。
だけど、ビジネスの本質とは、その活動を通して、世の中やお客さんが豊かになること。必ず、あなたが与えた豊かさは巡り巡って返ってきます。
どうか心配せず、コンテンツ作りに励んでみてください。
また、さらに具体的な『コミュニティ型ビジネスの作り方』については、以下の記事で公開しています。
こちらも、併せてご笑覧ください。
最後に
今回提唱したビジネスモデルは、現代に生きる日本人にこそマッチした仕組みだと思います。
なぜなら、『儲かれば正義』みたいな西洋的な考え方を心のどこかで拒否する国民性が備わっているから。
本来日本人というのは、震災のような絶体絶命のピンチの時こそ、「皆で助け合おう!」というパラダイムを持った希少な人種です。
「私」以上の何かのために自分を犠牲にできる。
そこに幸せを感じることができる、とても素晴らしい精神性を持った民族なのです。
しかし、戦後教育によって西洋的な思想が蔓延し、「私は私」「あなたはあなた」という個人主義的な価値観が広がりました。
だけど、伝統的な日本の商人道とは『公』のために尽くすことであり、それは決して自分を捨てることではなく、自分の幸せの延長線上に社会の幸せがあるという高尚な哲学のうえで成り立っていたのです。
コミュニティ=一体感。
僕は、そこにこそ本物の『宝』が眠っていると思うわけですよ。
以上、最後まで読んでくれてありがとうございました。