【悲報】なぜ巷にあふれる『速読術』を実践するとバカになるのか!?

速読の嘘

どうも、ヒデです。

世間では、とかく速読だの多読だのといったものが持て囃される風潮があります。

しかし、甘い言葉には気をつけなければいけません。なぜなら、本の読み方を知らない人がそれをやると”バカ”になってしまうからです。

もし、おバカさんになりたいのであれば、僕も無理には止めません。

でも何らかの知恵をつけたい、あるいは読書で培った知識を人生レベルで役立てたいと思うのであれば、正しい読書法を身につける必要があるのです。

そこで今回は、

『巷に溢れる”速読”が危険なのはなぜか?』

『どうして”速読”をするとバカになるのか?』

という真相をがっつり暴いていきます。

また僕の考える正しい速読法については、こちらで詳しく書いているので、ぜひ併せて読んでみて下さい。

より一層、理解が深まると思いますよ。

ヒデ
読みたいから読む。
なのに、何故みんな急ぐのか?
じっくり読んで楽しめばいいのになぁ。

なぜ、速読をするとバカになるのか?

怪しい速読ぶっちゃけ、速読なんてバカでもできます。

(ちなみにこちらで紹介している、僕の考える速読法はバカにはできません!)

なので、あくまで”巷で言われている”という条件付きではありますが・・・。

ウェブなり、雑誌なり、書籍なり何でも構いません。

そういった場所で喧伝されている速読はバカでもできる。そして、実際それをやるともっとバカになる。

これは嘘のようで本当の話です。

以下で、その根拠を示していきたいと思います。

 

①思考停止する

巷で言われている速読をすると、単純に脳ミソの動きが鈍くなります。

要するに、あまり考えなくなるんですよね。

スピードを意識するあまり、特に何も考えずバーっとページをめくって、なんとなく読み終える。そして、ざっくりと言えば「✕✕な内容でした!」みたいな薄っぺらい感想ぐらいしか出てこない。

果たして、これを読書と呼べるのでしょうか??

ちなみに、これは科学的にも立証されています。

参考になるのは、2016年にカリフォルニア大学から出たレビュー論文。そのなかで、速読の世界チャンピオンに『ハリーポッター』を読んでもらう実験が行われましたが、彼はストーリーを全く理解できてなかったそう。

わずか47分で読み終え、

速読チャンピオン
ページをめくる手が止まらなかった。最高に楽しかった。子供でも楽しめると思う。でも子供には耐えられないちょっと悲しいシーンもあった。

・・・と。

たったこれだけです。

ヒデ
いやいや、小学生かよ!

と、思わず突っ込みたくなるような感想ですよね^^;

つまり、この速読チャンピオンは『ハリーポッター』を短時間で読み終えたという満足感に浸っているだけで、その内容は全く頭に入ってなかったのです。

まぁ、これは多少なりとも速読をかじった経験のある人であれば、素朴な感覚として理解できるでしょう。

速読をしているとき、思考は停止しています。いわゆる、何も考えてない状態に陥っているのです。

そりゃあ、脳ミソが止まっている時間が長ければバカにもなりますし、そもそも脳ミソを動かさなくて良いならバカでもできるでしょ、ってなわけです。

 

②思考力が磨かれない

脳ミソが止まっていれば、当然思考力も育ちません。

つまり、”モノを考える力”が磨かれないのです。

そもそも、よく考えてみてください。

読書の目的とは、知識を得るためだけではありませんよね。もちろん、読んでれば勝手に知識は入ってきますが、それ以上に重要なのは”読書という体験を通じて地頭を鍛えること”です。

そのため、「知識を入れて、はい終わり!」ではあまりにもったいないし、少し乱暴にいえば軽薄。それだけであれば目的の1〜2割しか達成されません。

例えば、学生時代のテストなら、教科書に書いてある事柄だけを単純に記憶しておけば、それなりに結果も出せたでしょう。

しかし実社会で求められるのは、何か問題に直面したとき、自力で解ける頭を鍛えること。

言い換えるなら、その回答に至るプロセスを自分で作り出せる人間になる必要があります。

そして、読書でもこれは同じこと。新しく得た知識を自分なりに解釈し、具体的なアクションに反映することができなければ、何の意味もないのです。

ヒデ
読書とは『脳の筋トレ』みたいなもの。なので、この思考力が磨かれないという点は非常に由々しき問題だと思ってます。

 

③理解力が磨かれない

思考力が磨かれなければ、当然理解力も磨かれません。

理解力とは、先述した”モノを考える力”と密接に関わっていますが、その前段階にあるものだと考えています。

ヒデ
「モノを考えるのが先か?それとも理解するのが先か?」と厳密に問われれば、非常に難しい議論になってくるので、ここでは詳しい説明は割愛しますが・・・。

とにかく読書に限らず、普段から友達の言っていることを理解する、仕事で相手の希望・要望・その他諸々を理解する。

このようなコミュニケーション能力が欠けていれば、当然人生を生きていくうえでも苦しくなってきます。

そのため、この”理解力が磨かれない”という問題は、現代を生きるうえで致命的だといっても過言ではありません。

 

④すぐ忘れる

先述した、カリフォルニア大学の研究のなかでも明らかになっていますが、

人間の脳は、同じ文章を何度か読み直しながら理解を深めていく構造になっており、パラパラとページを進めていけば、それだけ内容の理解度が低くなってしまう。

という結果が出ています。

つまり、いくら読んでも人はすぐに忘れてしまうんですよ。

テストの一夜漬けと同じで、速読だと読んだ内容や知識がどうしても覚えられないという現実があり、読んだそばからポロポロと忘れていきます。

ちなみに、僕も記憶力は悪くないほうだと思いますが、案外覚えられなく、普通に読んだほうがずっと記憶に定着するという結論に至りました。

しかし多くの人は、

「速読をすると記憶力が上がります!」

「むしろ速く読んだほうが定着します!」

みたいな謳い文句を真に受けてしまう。

絶対とは言い切れませんが、たいていの場合記憶力は上がりません。

そもそも、速読をすると思考力も理解力も低下するので、覚えた内容が本当に正しいのか。筆者が伝えたいことを歪めて勝手に解釈していないかという部分すら疑わしいわけです。

それなら、わざわざ本を読む必要がないような気がします。

書き手の真意を全く理解せず、表面的な言葉だけをパパパッと追いかけて、「あ〜こういうことか!」と分かった気になるというのは、もう理解が浅すぎてどうしようもない。

それでは一生懸命書いた筆者が可愛そうだし、言ってしまえば”冒涜”ですよね。

しかも勝手に無知でいてくれれば無害ですが、間違った知識を覚えて、それを世間に吹いて回るというのは迷惑以外の何者でもありません。

この辺もまた、僕のなかでは速読の弊害の一つかなぁと思ってます。

速読にメリットはあるのか?

速読のメリット&デメリット

冊数自慢はバカげてる

ここまで速読の弊害について散々書いてきましたが、

「じゃあ、メリットはないのか?」

というと、特にないんですよね(笑)。

強いていえば、

私は年間2,000冊読んでます!

と周りに自慢できるってだけで、よりバカな人から尊敬されるというメリットが漏れなくついてきます。

でも、

ヒデ
ちゃんと本が読める人にこんなこと自慢したら、バカにされるだけですからね^^;

仮に、あなたが速読術をマスターして年間2,000冊読んでいたとしましょう。

だけど、「本当に本が読めているのか?」「読む力がある人なのか?」というのは軽く雑談でもすれば一発で分かりますし、僕に言わせれば、年間数千冊の本を読んでいる人っていうのは逆に信用できませんので。

ヒデ
あくまで僕の狭い常識、人生経験のなかでの話ですが、どう頑張ったってそんなに読めないですよ。

ちなみに、簡単に読める本は”読まなくてもいい本”です。

もちろん、僕だってしょうもない本だったら読めますよ。

例えば、フォ○スト出版の本なんて10分もあれば読めるので、1時間で6冊、2時間で12冊。そうすれば、単純に毎日2時間で年間4,000冊は読めるわけです。

とはいえ、本当に意味のある本を年間数千冊読むってのはまず無理な話なので。

それなのに、分かってか分からずしてか、読む価値のある本から全く読む価値のない本(インクと紙の無駄)までゴチャ混ぜにして、

熱心な読書家
私は年間2,000冊読んでます!

てな人を、僕はちょっと信用できません。

ヒデ
この人って、モノの価値とか良し悪しをちゃんと区別する脳ミソ持ってるのかな?

と、逆に気になってしまうんですよね。

もしかしたら、本当に意味のある本を年間数千冊も読む力が僕にはないからひがんでいるだけかもしれませんが・・・。

ぶっちゃけ、今んとこ、そういうこと言ってる人で「本当に優秀だなぁ」と思える人に会ったことがないです。

だから個人的な意見ですけど、読んだ冊数を自慢する人はちょっと信用できない傾向にあるんですよね。

 

読書は量より『質』

むしろ、重要なのは『質』ですよね。

冊数よりも、1冊の本をどれだけ深く読み込んだかってことのほうが数百倍重要だと思います。

ヒデ
恐らく本をちゃんと読んでいる人は、ぼくと同じ感覚じゃないのかなぁ。そもそも冊数に何の意味があるのかって感覚があると思うんで。

そもそも、著者の思考を”追体験”するのが読書です。著者と対話をしながら、彼らの思考プロセスを追いかけていく営みなので、ざーっと読んですぐ分かった気になるってのは冒涜以外の何者でもないんですよね。

もちろん、脳ミソを使わずに書いたような本、例えばフォ○スト出版の本なんかは30秒くらいで読んだって構いません。

大して考えていないような内容が書かれているので、そんなのに付き合う必要はないし、時間をかけるとしても30秒です。

だけど、ちゃんと著者が考えた痕跡を示してくれているようなタイプの本を読む場合は、できるだけ丁寧に読むことを心がけています。

そして皆さんにも、きちんと言葉を定義し、相手が言いたいことを一つ一つ確認しながら、時間をかけてじっくりと読む癖をつけてほしいんです。

先述した通り、速読や多読なんてバカでもできます。

一方、

『本を丁寧に読む』

ってのは中々できません。

丁寧に読むクセをつけるだけでも、一冊の本から得られる情報量が大きく変わってくるので、ぜひ取り組んで欲しいなぁという風に思います。

遅読のすすめ

一度読んだら忘れない!速読よりも『精読』を身につけるべき理由

2019年11月12日

最後に

『読みたいから読む』

これが読書の大原則です。

それなのに、何故みんな急ぐのか?

ゆっくり読んで楽しいんだらいいじゃん。じっくり読んで味わったらいいじゃん。

その感覚を損なわない範囲で、スピードアップしていけばいいじゃないですか。

だから、

「速く読むためにたくさん読む」

なんて本末転倒もいいところ。

たくさん読んでれば勝手に速くなるのが真実だし、極めて自然なことです。

人との出会いがそうであるように、本との出会いも一期一会。だったら、同じくらい大切にしてみてはいかがでしょうか。

特に、読書はすでに死んでしまった天才たちとの対話が可能になる唯一の方法。絶対に話すことが出来ない人たちと本を通じて出会えるわけですから、これは本当に凄いことです。

それなのに、

「時間がもったいない!」

「もっと巻きで行こうぜ!」

みたいな人って中々いないと思うんですよ。

この素晴らしさをもっと噛み締めてみて下さい。

まぁ、なんだかんだ言って読書は楽しいものです。そのピュアな気持ちを、ぜひ忘れないで欲しいなぁという風に思います。

また、速読ならぬ”精読”の方法について以下の記事で書いています。ぜひ、併せて読んでみて下さいね。

遅読のすすめ

一度読んだら忘れない!速読よりも『精読』を身につけるべき理由

2019年11月12日

それでは今日はこの辺で。

以上、最後まで読んでくれてありがとうございました。

速読の嘘

ABOUTこの記事をかいた人

矢島秀人(ヒデ)

現代社会のあり方に疑問を感じて、最強のフリーターを志す。独自の手法「ブッダ∞アフィリエイト」を実践し、2011年以降”ほったらかし”で月収7ケタ超え。現在は海の町で暮らしながら、主にネットビジネス・企業コンサル・FX投資などを行い、個人ビジネスの究極形を追求している。何モノにも媚びず、己の腕一本で食っていける知識をシェアしよう。