実は逆効果?世に出回る『速読術』が絶対不可能なワケ

速読は無意味

どうも、ヒデです。

前回の記事では、巷にあふれる”速読術の実態”について言及しました。

要約すると、

「速読はバカでもできる、そしてバカじゃない人がやればバカになる!」

ということ。

まだ読んでない方は、一通り目を通したうえで先にお進みください。

速読の嘘

【悲報】なぜ巷にあふれる『速読術』を実践するとバカになるのか!?

2019年10月29日

で、これに関して、

「僕の意図が正しく伝わってないんじゃないか?」

と思うフシがいくつかあったので、その補足の記事を書こうと思いたった次第です。

そこで今回は、僕自身が「速読をどのように捉えているのか?」という部分を掘り下げてお話していきたいと思います。

また、正しい速読法についてはこちらで限定公開しています。併せて読むことで、きっと”目からウロコが落ちまくる”感覚を味わえるはずです。

それでは、早速中身に入っていきましょう!

ゆっくり読めない本を早く読むことは不可能である。

速読術の矛盾

2,000人に1人の確率

まず大前提として、ゆっくり読めない本は絶対に早く読むことはできません。

ヒデ
ここで言う”読めない”とは、”正しく読めない”という意味です。誰でも読んだ気にはなれますからね^^;

例えば、あんまり言うと営業妨害になるので名前は伏せますが、恐らく日本で一番売れているだろう速読法に『フォ○リーディング』があります。

後頭部にミカンを思い浮かべて・・・・というアレです(笑)。

そこのインストラクターから直接聞いた話ですが、本当の意味でフォ○リーディングをマスターできるのはおよそ”2,000人に1人”しかいないそう。

もちろん、マスターした気にはなれると思いますよ。でも本当の意味でマスターするためには、生まれ持ったある種の才能が必要で、その達成率は恐ろしく低いものだったのです。

ちなみに、僕の周りにも「フォ○リーディングを実践しました!」という方が何人かいますが、ぶっちゃけ印象に残っているのは誰一人いません。

そのスキルのおかげで、これだけ成長しましたとか、頭が良くなったとか、人生が変わりましたとか・・・。

まぁ色々あると思いますが、「この人凄いなぁ」というプラスな印象を持っている人ってあんまりいないんですよね。

というのも、フォ○リーディング自体が、そもそも選ばれし人にしか出来ないもので、たぶんその方々は選ばれた人ではなかったんだろうな、と。

惜しくも選ばれなかったけど、

「それなりに出来るようになりました!」

というレベルなので、あまり僕の印象には残っていないんだろうな、と今では思ってます。

ヒデ
さらに言えば、フォ○リーディングで学べる読み方というのは、もの凄く浅い理解にとどまるんですよね^^;

要するに、自分の頭の中で描けるレベルでしか理解できず、多くの人はその段階で満足してしまう。

そして、なんとなく読めた気になって、どんどんと軽薄な人間になっていくわけです。

 

遅読の重要性

速読云々よりも、ゆっくりと読むことすら困難な本に、ちょっと背伸びをしてチャレンジするほうが最初の段階では価値があると思います。

一方、速読ができる本というのは、当然ゆっくりと読むこともできるし、ゆっくり読めるからこそ、早く読めるという事実があるわけです。

しかし、そのような本をいくら読んでも、自分を進化させてはくれません。

なぜなら、自分がすでに出来ることをやっているに過ぎないからです。

例えば、自転車に乗れる人が、何度も自転車に乗ったところで大して上手くはならないですよね。

だけど、山道へ出かけてみたり、ホッピングをやってみたり、あるいはウィリーに挑戦してみたり・・・。自分が今まで出来なかったことにチャレンジするからこそ、人は進化・成長することができるのです。

そして、これは読書でも同じこと。

「ゆっくりやっと読める」「ちょっと苦しいなぁ」と感じる本に取り組んでいかなければ、進化なんて一切起こりません。

むしろ自分が成長できるチャンスがあるのに、それを避けて、すでに出来ることだけにかまけているというのは、もはや立ち止まっているのと一緒です。

このような理由もあり、僕は”ラクに読める本”を読むという行為にあまり価値を置いておらず、時間がもったないとすら感じてしまうのです。

ヒデ
1,000冊のクダらない本を読むよりも、たとえ1冊でもいいから有益な本を一年かけて読むほうがよっぽど価値があると思うんです。

 

商業的な戦略

前回の記事でも書きましたが、たくさん読んでれば勝手に速くなるのが真実だし、極めて自然なことです。

そう考えると、速読というのは後からできるようになるものであって、元々ゆっくりすら読めない本をパパパっと高速で読めるようになるというのは、完全に幻想なんですよね。

しかし、速読を大々的に宣伝している企業は、

「とにかく、速く読みましょう!」

「そのほうが定着率も高まります!」

みたいなことを喧伝してくるわけです。

ヒデ
こんなの僕に言わせれば、バカのコンプレックスを巧みについた”商業的な戦略”でしか過ぎません。

ちょっと言葉は悪いですが、この手の広告に反応するのは”おバカさん”だけです。

だって、そんなことは絶対あり得ないわけですから。

いや、あり得ると思ってロマンを追求することは否定しませんし、もし本気でそう思うのであれば是非やって頂きたいのですが・・・。

ぶっちゃけ、一般に出回っている速読法のほぼ全てが”インチキ”だと言ってもいいでしょう。

そして、これは科学的にも証明されています。

2016年にカリフォルニア大学から速読に関するレビュー論文が出ましたが、その内容は概ね以下のようなものでした。

・眼球をすばやく動かしたり、周辺視野を使ってページを見わたすようなテクニックはすべて無意味。

・フォトリーディングのように、潜在意識に本の内容をインプットすることもできない。

・実際に普通の人よりも速く本が読めることを証明した者はいない。

ヒデ
ちなみに、僕自身も20代のとき、一般に出回っている速読法はだいたい試しましたけど、全部ダメだったんですよね^^;

それは、もちろん僕の才能が無かったのかもしれないし、あるいはただ途中で諦めてしまっただけなのかもしれない。

しかし、自分や周りで挫折した人の経験、さらには上手くいったと主張している人の経験、それらを統合して考えてみても、

「やっぱり、そんな甘い話ないよね!」

・・・と。

そもそも、読めない本を速読するなんて不可能だし、理解力が上がることなんてあり得ない、という結論に至ったわけです。

つまり、巷にあふれている速読術とは、過去の僕のような頭は悪いくせに努力はしたくない。努力はしたくないくせに頭は良くなりたい。

そういった安直な人間の心の隙間を上手くついた”商業的な戦略”だと言えるのです。

一体どんな本を読むべきなのか?

本の選び方

有益な本とは?

先ほど、「千冊のクダらない本よりも、一冊の有益な本を読むほうがいい!」という風なことを書きました。

恐らくこの説明だと、

「一体どんな本が有益なんだ?」

という疑問が残るかと思います。

それに関しては、

・ゆっくりと読んでやっと理解できるレベルの本
・自分にとってちょっと背伸びするレベルの本

この2点を一つの目安にすると良いでしょう。

そして、これをもう少し違った言葉で定義すると、以下のようになります。

①思考力をアップさせてくれる本
②自分の世界観を広げてくれる本

この2つの条件を満たしているものが、”ずっと本棚に残しておくべき有益な本である”と僕は判断しています。

 

①思考力をアップさせてくれる本

思考力をアップさせてくれる本とは、言い換えれば”思考力を使わないと読めない本”のことです。

この手の本は、頭をフル回転させないと理解できないので、その意味でも挑戦してみる価値はあると思います。

ちなみに、ラクに読める本のなかに、

「うわぁ~すげぇ!」

と思えるようなものは多分ありません。

「絶対ない」とは言い切れませんが、少なくとも僕は出会ったことがないんですよね。

 

②自分の世界観を広げてくれる本

世界観が広がるとは、最も分かりやすい例として”自分の常識がひっくり返る”ような瞬間があげられます。

自分が今まで信じていたものが、

「違うんかい!」

「こんな見方もあるんだ!」

と、思わずツッコミを入れたくなるような本です。

こればかりは読んでみないと分かりませんが、思考力を養えるかどうかはパラパラと2〜3ページ読んでみればだいたい見当がつきますよね。

そして、自分にとって「ちょっと背伸びしないとキツいかなぁ」という本を選び、かつ興味のあるテーマの本を何冊か読んでみれば、そのなかの1つや2つくらい「うわぁ!」と世界観を広げてくれるような本が絶対出てきますので。

そのような目安で、ぜひ本を選んでみて欲しいなぁという風に思います。

また、自分に合った本の選び方についてはこちらの記事でも詳しく書いています。ぜひ併せて読んでみてください。

書店

運命を変える「1冊」と出会う。自分に合った本の選び方&探し方とは?

2018年12月10日

最後に

正しく本を読めるようになったら、初めて速読というものを考えるべきです。

なのに、今の世の中の風潮って順序があべこべなんですよね。

ゆっくりすら読めないような本を、

「速く読みましょう!」

「そのほうが理解力も高まります!」

と、めちゃくちゃな主張をしてくるわけです。

完全に論理が破綻しています。

しかし悲しいかな、ある種そういう魔法のようなものに反応するのが大衆の特徴なんですよね。

そして、これは人々のコンプレックスを上手くついた商業的な戦略でしか過ぎません。

ヒデ
まぁ、そういうまやかしに踊らされるのも一つ面白いかもしれないですけど、それは分かったうえで踊るべきなんですよね。知らず知らずに踊らされているとしたら、それはお金と時間の無駄遣いですので^^;

せめて当ブログを読んでいる人達ぐらいは、そのような”インチキ”を見抜く目を持って欲しいなぁという風に思います。

そのために、僕もこうやって定期的にブログを更新しているわけですからね。

もちろん、いきなり「完全に見破れ!」とは言いませんが、ぜひ多少なりとも世の中の本質を見抜く意識を持ってみてください。

そうすれば、お金も時間もムダにすることはないはずです。

また速読ならぬ、精読については以下の記事で詳しく書いてます。ぜひ、併せて読んでみて下さいな。

遅読のすすめ

一度読んだら忘れない!速読よりも『精読』を身につけるべき理由

2019年11月12日

それでは今日はこの辺で。

以上、最後まで読んでくれてありがとうございました。

速読は無意味

ABOUTこの記事をかいた人

矢島秀人(ヒデ)

現代社会のあり方に疑問を感じて、最強のフリーターを志す。独自の手法「ブッダ∞アフィリエイト」を実践し、2011年以降”ほったらかし”で月収7ケタ超え。現在は海の町で暮らしながら、主にネットビジネス・企業コンサル・FX投資などを行い、個人ビジネスの究極形を追求している。何モノにも媚びず、己の腕一本で食っていける知識をシェアしよう。