初心者Webライター必読!文章で『人を動かす』とはどういうことか?

文章術

どうも、ヒデです。

最近、出版社で働いている仲間からよく相談を受けます。

「周りに文章、書ける人いない?」

・・・と。

ヒデ
いやいや、そっちの方がいっぱいライターさん知ってるでしょって感じなんですけど(笑)

実はそうじゃないみたいです。

どうも上手な文章を書ける人はいっぱいいるけど、人の心を動かせる文章を書ける人はほとんどいないらしいのです。

だから仕方なく、人は動かせないけど、それなりに綺麗な文章を書けるライターさんに仕事の依頼をせざるを得ない、と。

で、結局ぼくも知らないんで、

「じゃあ、お互い良いライターさん見つけたら紹介しましょ!」

ってな感じで、話が終わっちゃうわけですが。

とは言っても、人を動かせるような文章を書ける人は少なからずいます。

だけど、そういう人って異常に忙しいから、仕事がもう受けられないんですよね。

そこで僕自身も改めて、

「人を動かす文章とは何なのか?」

というテーマを真剣に考えてみることにしました。

その結果、ある程度自分なりに納得いく答えが導けたので、今回はそれをシェアしようと思います。

なぜ、あなたの文章は伝わらないのか?

伝わらない文章

人を動かすことは難しくない

なぜ、あなたの文章は伝わらないのか?

その原因の1つとして、多くの人は一生懸命文章を書くことで『人を変えよう』としてしまうことが考えられます。

極端に言えば、

「それじゃ良くない!」

「こうしなさいよ!」

・・・みたいな(笑)。

自分でも気づかぬうちに、実は傲慢な文章になっていたり、あるいは極端に卑屈な物言いになっていたり、人を動かそうと意識すればするほどおかしな方向に進んでいる人が多いように感じます。

ヒデ
でもね、そもそも人の信念や価値観って、綿密に練られた心理療法のようなプログラムを何年通してやっても大して変わらないんですよ。

それなのに、たかだか数千〜数万文字程度の文章を書いたところで、人の信念や価値観を変えられるはずがありません。

そんなところに労力を使うくらいなら、フォーカスのポイントを変えてしまったほうが近道です。

つまり、読み手自身を変えようとするのではなく、その人の行動を「ほんの少し変えていただけないだろうか?」という意識で書くのです。

確かに人の信念を変えることは難しい。でも、ちょっと行動を変えてもらうことは誰でもできます。

決して簡単ではないですが、今日お伝えすることをしっかりと文章に反映させれば、決して不可能な話ではないことが理解できるはずです。

 

人間の行動プロセス

大前提として、人間の行動というのは合理的に行われるものではありません。

恐らく聞いたことがある人もいるかもしれませんが、人間の行動は頭ではなく『感情』が先に動くことで発生します。

モデル化すると以下の通り。

人間の行動プロセス

①感情が動く

②行動する

③正当化する

これを踏まえると、焦点を当てるポイントは人の感性や感情だということが分かってきます。

これはよく言われている、

「読み手の感情に訴えるように書きましょう!」

という教えにも通じています。

人間の行動プロセスについて考えたとき、「人は感情的に行動するものだから、そこにフォーカスして書いたほうがいいよね!」という意味で全く同じことを言っているのです。

 

人が行動を起こす理由

さらに掘り下げて考えてみますが、

「なぜ、人はさまざまな行動を起こすのでしょうか?」

例えば、僕は今ブログを書いていますが、なんでわざわざ机に向かい、パソコンを開いて、タイピングなんて超面倒くさい作業をしているのか。

別にブログなんて書かなくたって生きていけるのに、なんでわざわざ書いているのか。

この答えは明確で、しないよりしたほうが良いから。言い換えれば、何らかの『価値』を感じるから行動しているわけです。

もしくは、その逆で「何かをやらないとマズい!」という危機感から、今とは違った行動を起こすケースもあるでしょう。

いずれにせよ、何らかの価値認識に変化が起こることで、”行動”という面倒くさいことに繋がっているのです。

つまり、

①感性・感覚・感情が反応する

②何らかの価値を感じる

③具体的な行動に移る

という流れになります。

どこかでストップしたら、当然書き手が期待する結果は得られません。

いくら文章を書いても、読み手の感情が反応しなければ行動してくれないし、仮に感情が動いても、そのあと何の価値も感じなければ行動には至らないからです。

感性・感覚・感情が反応し、何らかの価値を感じてもらわなければ、読み手は行動してくれない。

まずは、この前提をしっかりと抑えておきましょう。

文章で『価値』を生み出すにはどうすればいいのか?

ライティングで稼ぐ

”価値を感じる”とは?

ヒデ
ここから抽象的な話になるので、ボンヤリと理解してくれればOKです。中々ピンとこないかもしれませんが、何度も文章を書いているうちに段々と分かってくるはずなので。

そもそも論、僕には僕の世界があるし、あなたにはあなたの世界があるように、読み手を中心とする世界も存在します。

そして、それぞれの世界のなかに『価値』は生まれてくるものです。

ここで言う”世界”とは、僕がよく使う言葉で置き換えれば『関係性』という言葉が一番しっくりきています。

要するに、僕は僕の世界のなかで生きていますが、その世界には家族との関係があったり、仲間との関係があったり、今このブログを読んでくれているあなたとの関係があったり・・・。

他にも、パソコンとの関係があったり、大好きな海との関係があったり、とにかく諸々の関係が絡み合って僕の世界は作られているのです。

そして、『その世界(関係性)』のなかに価値は生まれます。

よく誤解される点ですが、価値とは何かに内在しているものではないし、はたまた人の心に内在しているものでもありません。

あくまでも、世界との関係性のなかにぼんやりと存在しているものなのです。

ヒデ
ここはちょっと分かりにくい部分なので、以下で具体例を出しながら説明していきますね(`・ω・´)ゞ

 

価値の正体

例えば、僕は今『ノートパソコン』を使ってブログを書いています。

このパソコンの価値はどこにあるのかを考えたとき、

「そんなもん、パソコンにあるに決まってるでしょ!」

という風に思いがちです。

でも、仮にこのパソコンが電気もないWi-Fiにも繋がらない”無人島”にポトンっと落ちていたらどうでしょう?

「パソコンの価値は発揮されますか?」

答えは、当然『ノー』ですよね。

そう考えると、まずはパソコンを適切に使ってくれる人がいて初めて、その価値は発揮されると言えそうです。

 

ヒデ
じゃあ次に、僕が無人島でパソコンを拾い、毎日カタカタと日記を書くことで、「一人ぼっちでも楽しいなぁ」と喜んでいたとします(笑)

これは僕の主観的な心の働きなので、

「価値はパソコンそれ自体にあるのではなく、使っている人の心の中に存在するんじゃないか?」

と考える人が出てくるわけです。

でも、それも違いますね。

なぜなら、僕が無人島でパソコンを拾っても、その存在や使い方を知らなければ価値は1ミリも発揮されないからです。

例えば、スマホやパソコンの存在は皆さん知っていると思いますが、本当の意味で価値を発揮できている人はどれだけいるでしょうか?

ちなみに、僕はパソコンを使ってそこそこ収入を得ていますが、あなたはどうでしょう?

仮に毎月100万円稼いでいる人と、全く稼いでない人がいたとします。それぞれのパソコンから得られる金銭的価値は100倍の差です。

同じ対象でも、人によって得られる価値の大きさは違うのです。

情報でも一緒です。例えば、FXであれば『同じチャート(=同じ情報)』を全世界の人々が共有しているのに、勝つ人と負ける人が出てきます。

しかもね、そもそも僕の心の中に全ての価値は存在すると言ってしまったら、それを決める権限を持った『神』のような存在になってしまいます。

極論、僕が気に喰わない奴を数人ピックアップして、”おまえには価値がない”という理由で殺したとしても全くお咎めないわけです。

なんせ全ての価値を自分で決められるわけですからね。

そんなのあり得ません。

こうやって色々考えていくと、結局『価値』というものは、そのモノだったり、心の中だったり、環境だったり・・・それら全てを合わせた関係性のなかに存在するという結論が導けます。

「どこに価値はあるの?」と問われても、厳密にはよく分かりません。あらゆる関係性のなかで発現したとしか言いようがないからです。

ただ1つ言えるのは、読み手の世界に価値は生まれてくるものだ、ということ。

そして、書き手に求められるのは、読み手の価値をぼんやりと誘発させるような文章を書くことだと言えます。

 

ライターの抱える悩み

初心者ライターの多くは、

「私、文章がヘタなんですよ…。」

「特に長い文章を書くのが苦手です!」

「何を書いていいのかわかりません!」

と嘆いています。

でも、ここまでの話を踏まえると、失われたのは『文章力』ではないんですよね。

「なぜ、多くの人が書くことに苦手意識あるのか?」を突き詰めて考えていくと、それは”価値を生んでいる自信がないから”だと言えます。

多分つまらない文章なら誰でも書けるんですよ。でも、面白い文章を書こうとすると途端に手が止まってしまう。

この面白いかどうかの分岐点は、

・価値が発見されるかどうか?
・価値が誘発されるかどうか?

上記2点に集約されていくわけです。

そして多くのライターは、読み手の価値をぼんやりと誘発させるような文章を書けないから困っています。

冒頭でも述べた通り、世の中には上手い文章を書ける人はたくさんいます。しかし、人の心を動かせる文章を書ける人はほとんどいません。

だから仕方なく、人は動かせないけれど、それなりに綺麗な文章を書けるライターに仕事が殺到するわけですが・・・。

じゃあ、本当にその文章が人々から求められているかと問われれば、少なくとも僕はそう思わないんですよね。

 

文章が担う役割とは?

文章とは、読み手の世界にぼんやりと存在している価値に気づいてもらう手助けをするものです。

文章そのものが価値を生んでいるわけではなく、あくまで『きっかけ』に過ぎないのです。

先述した通り、価値とは言葉によって生まれるものでもなければ、モノやサービスの中に内在しているものでもなければ、人の心が勝手にどんどんと量産していくものでもありません。

ある言葉をきっかけにして、その人を取り巻く世界・環境・関係性のなかに発見されていくものです。

ヒデ
だから、言葉自体が何かを生んでいるわけではなく、ただ読み手にきっかけを与えているに過ぎません。

そう考えると、いかに効果的なきっかけを与えられるのかどうかが、書き手に求められる重要な要素だと言えます。

そして、これが本当の意味での文章力なんですよね。

最後に

言葉とは、ある意味『起爆剤』です。

例えば、ある人が誰かに対して「バカ!」と言ったとしましょう。

当然ながら、その言葉の意味は一義的には決まりません。

なぜなら、親しみを込めて「バカ!」と言われることもあるし、反対に憎しみを込めて「バカ!」と言われることもあるからです。

その言葉の価値はどこにあるでもなく、ただその人達の関係の中でぼんやりと発見されるだけなのです。

それこそ、

「あ、コイツは俺のことが嫌いなんだろうなぁ」

という負の価値を発見する場合もあるだろうし、

「あ、俺に葉っぱをかけて何かを奮い立たせようとしているんだな!」

というポジティブな意味かもしれない。

つまり、価値とはあらゆる”関係性”の中で決まってくるものなのです。

ヒデ
てか、なんでこんな話をクドくしているのかと言うと、この意識がないと言葉が歪んでくるし、傲慢になるし、すさんでくる・・・。

そして最終的に、誰にも伝わらない文章になってしまいます。

”伝わる文章の書き方”については、また別の記事でより詳しく言及していく予定ですが・・・。

まずは、今日お伝えしたような”言葉の本質”について、ボンヤリとでも構わないので理解して貰えたら嬉しいです。

それでは、今日はこの辺で!

以上、最後まで読んでくれてありがとうございました。

文章術

ABOUTこの記事をかいた人

矢島秀人(ヒデ)

現代社会のあり方に疑問を感じて、最強のフリーターを志す。独自の手法「ブッダ∞アフィリエイト」を実践し、2011年以降”ほったらかし”で月収7ケタ超え。現在は海の町で暮らしながら、主にネットビジネス・企業コンサル・FX投資などを行い、個人ビジネスの究極形を追求している。何モノにも媚びず、己の腕一本で食っていける知識をシェアしよう。